みなさま、こんにちは＾＾ Kanaです。
さて、本日の内容はいつもと少し違って、阿蘇にゆかりのある、とあるすごい方をご紹介いたします。
トレイルランナー森本幸司さん。
2019年に行われたトレイルラン世界選手権の日本代表にも選ばれた、走る人の間では有名な方！
そんな森本さんが、阿蘇市のご出身だったとは！
そしてその森本さんと一緒に阿蘇を走ることができるイベントが来たる１０月１０日（月祝）スポーツの日に開催されますよ～！
道の駅阿蘇が集合場所となっています。
早くからご応募された方もありまして、すでに今回の募集については締め切りとなりましたが、またこのような機会はあると思いますので、是非ご興味ある方は新しい情報に注目していて下さいね。
ってそもそも、トレイランニング＝トレランってなんだろう？と思われる方もいらっしゃるでしょうね。私も漠然と、トレラン＝山を走る？というイメージでした。
森本さん曰く、マラソンはロード（舗装道路）を走り、タイムを競うが、トレイルは山道や林道などの未舗装路が多く、路面や景色の変化が楽しめる。天候や気象条件によって危険な面もあるが、その分自然を感じることができ、普段の生活がいかに幸せを感じられるとのこと。
何だか奥が深い！
そして、厳しい場面が多い分、一緒に走る人たちが競争ではなく、協走になる、仲間になるのだそう。
阿蘇は、サイクリストやバイカーの方にも人気ですが、森本さんがトレイルランナーとして感じる阿蘇の魅力をお伺いしたところ、やはり開けた景色、外輪山を走れば手前に田んぼがあり、その先に阿蘇の山々。逆にパノラマラインから見る外輪山の稜線が最高とのこと。
車で行けるスポットもいいが、やはり自分の足で到達することで感動は倍増すると思う、また会話しながら進むことができるのも良い点だと思う、と教えていただきました。
すごく納得ではあるんですが、え、待って。。会話しながら進むんですか？
私なんて普通に登山するだけでも登りで会話は息が乱れますけど、森本さんのレベルと一緒に走るようなみなさんは走りながらおしゃべりしちゃうんですね。。。。さすがです(;´∀｀)
阿蘇でのお気に入りのスポットをお伺いしたところ、仙酔峡、草千里、大観峰などメジャーな場所はもちろんですが、実は田んぼ道がお気に入りだそう。昔は長いだけで何もないと思っていたそうですが、今は何もない田んぼ道が気持ちよくて大好きだそうです。
そんなふうに阿蘇で走る魅力を語ってくれた森本さんですが、小さい頃はこの阿蘇の景色が当たり前だと思っていたとのこと。高校まで毎日カルデラの中で生活、走っていたので、外の景色も見てみたいという憧れがあったそうです。
そして阿蘇のカルデラを飛び出し、大きな大会で優秀な成績をたくさん修められ、２０１９年にはポルトガルで行われた世界選手権に日本代表として参加されました。
その時の様子がこちら。すごいですね！
世界に駆け出して行った森本さん。
自分が走ることだけに注力し、その結果として世界選手権にも出場され、地元、阿蘇にはあまり興味がない時期もあったそうです。
けれども、年齢なのかトレランの影響なのか、地元への関心が深くなり、これからはご自身の経験を伝えることにも力を入れていく段階に来たのかな、自分が阿蘇のためにできることは何か、走る人と守る人とのパイプ役になれたらいいなと思い始めたそうです。
阿蘇の素晴らしさを再認識すると同時に、そこにある問題や課題などにも気付きがあり、具体的には古道整備をしたり、牧野さんとの関係性を深めて新しいコースの開拓や整備をすることで、多くの方が阿蘇に来て走ってもらえるような活動に力を入れていきたいとのことでした。
子どもたちにも自然の中で歩いたり走ったりするようなイベントも考えたいとのこと。ケガのリスクはもあるけれどもそういう経験は必ず必要だと思うとのお言葉。
そうですよね、、、自分も子どものころはしょっちゅう肘やら膝やら擦りむいても外で遊んでいた記憶がありますが、今は危ない危ないばかりで、我が子もちょっと血が出たくらいでも大泣きするので萎える時があります(笑) 是非鍛えていただきたい！
そういうイベントに加えて運動公園あぴかでの記録会なんかもやりたいと思っていらっしゃるそうです。世界で活躍されている方が来てくれるなんて、子どもたちにとてもいい刺激になりますね。
いろんな課題があるとは思うけれども、人との繋がりを楽しみながら一つずつでも、解決、実現していたらいいな、もちろん僕自身がまだまだ走りながら。
と思いを伝えてくださった森本さん。
この時点では「僕自身がまだまだ走りながら」、の意味を私はちゃんと理解できていませんでした。
なんと！ 次回２０２３年にオーストリアで開催されるトレイルランニング世界選手権の日本代表選考会となっていた、今年７月のえびの高原でのレースで優勝されたとのこと！
また世界選手権の代表として最有力候補になっていらっしゃるのだそうです(゜o゜)
「まだまだ僕自身が走りながら」、そういうことなんですね、納得です！
熊本、阿蘇からこんなすごい方が出られるなんて、嬉しいですよね＾＾
トレイルランニングは短い距離で２０～３０ｋｍ、長いレースになると１００ｋｍや１６０ｋｍ(１００マイル)を走るため、体力だけではないメンタルスポーツと言われているそうです。それはレースが長くなればなるほどトラブルが起きるので、それを攻略するためには前向きな考え方や人生経験、周りの支えなど、ゴールにたどり着く何かが必要になるとのこと。
私生活では、パパでもいらっしゃる森本さん。
様々な人生経験を糧に、これからもご自身が走りながら、ますます阿蘇でもご活躍いただけること、期待しています！
熊本、阿蘇の宝、森本幸司さんをみんなで応援しましょう！！
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