こんにちは、バッテン荒和です。先週１日の土曜日にホタルツアーに参加させてもらいましたので、報告致します。
唐突ですが、ホタルの一生はたった一年で終わる生涯らしいですが、幼虫から成虫になり実際に地上に出てきてからは僅か、命尽きるまでの残り十日前後しか生きられず、そのたった十日間で伴侶を見つけ、そして子孫を残さなければならない運命を背負っているんですって(*_*;
↑つまり時期的にホタルたちが実際にオスとメスが出会って、結ばれるのが今月6月ということは、‘ジューンブライド‘という、かの有名な’ハッピーセレモニー‘は私共の人間界で発案される前から、大自然の営みとして、ホタルの方がオリジナル（元祖）だったという事実に気付いたのでした‼
一方、‘ジューンブライド‘が、わが国で広まったきっかけはというと⁇
日本で6月は梅雨の真只中です。雨が多く、ジメジメした蒸し暑さで高温多湿の気候が祟って、チョット前の日本では6月は結婚式には向いていない時期だと言われていたそうです—-ナットク！！
そうなると当然、ホテル業界やブライダル業界などの結婚式に関連するビジネスは閑古鳥が盛んに泣いていたのでしょう。
そこで6月のイメージを新たに一変させるために、1960年代後半からホテル業界やブライダル業界など欧州などでは、大分以前より普及していた‘ジューンブライド‘のコンセプトを企業戦略として、真似て６月に結婚式を挙げることをお洒落にアピールし始めたことが、わが国でもお馴染みのイべントになって、私なんぞもご多分に漏れず式を挙げる際には、ジューンブライドを妻と多少なりとも意識した記憶だけは残ってます‼—-実に３０数年も前になりますが≪笑笑≫
何だか、バレンタインデーやホワイトデーのイベントも、有名なお菓○メーカーの企業戦略によって、チョコレートやクッキーが爆発的にその期間中に売上が急伸したのと同じような戦略ですね(*_*)
余談はこれくらいにして、この日のツアーの参加者は９０名強の大盛況でありました。
僅か７,８人のボランティアの方々が参加者の受け入れ事務の手続きから、暗い夜道の案内は勿論、幼虫の餌であるカワニナを採取し、ホタルの幼虫が食しやすい場所に移したりなどと、周囲の環境から整備されている大変、ご苦労されている様子なども聞かせて頂いたりと、とにもかくにも至れり尽くせりで、９０名ほどの長い行列の先頭から最後尾まで額に汗しながら、ご高齢にもかかわらず、走り回り少しでも我々、ツアー参加者にホタルの飼育の過程等を分かり易く説明しょうと大奮闘されているおかげで、私たち参加者はこの日も有意義な時間を過ごせたのでした。
↓これがホタルのエサとなる実物大のカワニナです‼
ただし、小一時間ほど、舗装されていない農道の暗い夜道を歩くので、思ったより体力を使いますので、良い運動にはなりますよ！！
ところで、日本全国の観光地でも似たような状況だと思われますが、受け入れ側よりも、そのキャパ（収容人数等）を大きく上回る観光客の方が大挙して押し寄せ、ある観光地では地元民の方々の日常の生活や、もしくは観光地の自然環境そのものに支障をきたす、いわゆるオーバーツーリズム問題が盛んに言われる昨今のご時世ですが、今回のホタルツアーも例外ではないようで、ボランティアのお一人の方がツアー終了後の別れ際に私に対してこう言われたのでした。
「こちらの迎える側のボランティアが１０人以下に対して、１００人弱の人数にあまねくサービス（説明など）を十分に届けられないことが、非常に残念です。」とのコメントが印象的でした。
ツアー終了後には、ここ『碧水ホタルの里』の自然環境保全のための募金活動もされておりました。
＊最後に、もともと我々人類が農耕や牧畜をし始めたこと自体が自然環境破壊の始まりだったと聞き及ぶとき、大自然に対して何にも人間の手を加えないことが、本来の自然を守る最良の手段となるはずですが、しかし現代では今まで有史以来、私共は好き勝手に自然破壊を繰り返してきたことから、今後は自然の状態に少しでも戻すために人の手を加えて、自然環境保全に努めなければ行けないことに、このツアーを導いて頂いてるボランティアの方々のお姿から、私自身の自然に対しての畏怖の念の欠如を反省させられる一夜でもありました。
それでは、みなさま、どうぞ良い週末を。。
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