コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました✨
平日の阿蘇を贅沢に駆け抜け、二つの峠とアート、地域の温かな交流を愉しむ山岳ライド。
サイクランドシライシメンバーらとともに、静寂に包まれた「幸せの一本道」や阿蘇神社、箱石峠を経て南阿蘇へ向かい、あそ望の郷くぎので絶品の温かい蕎麦や色づき始めたコキアを堪能😋🌿
「サイクルピットぐるり」ではスパークルの新鋭・楠本選手や地域スポットとの交流を楽しみつつ、大会直前の参加者同士で刺激し合いながら吉田線のタフな上りを走破🚲💨
スタンプ台紙を失くすハプニングや休館日もありつつ、混雑のない平日ならではの豊かなロケーションと、次なる目標(ニセコグラベル等)への情熱を深める味わい深い一日となりました。
ぜひご覧ください🎵
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2回目となる「阿蘇くじゅう遊印めぐりライド」を、9月16日に開催した。
今回は、南阿蘇と阿蘇山上ビジターセンターを訪ねるコースだ。
当日は平日の水曜日だったが、9月は予定が立て込んでおり、土日に空きがなかった。
加えて、かねてから久留米のサイクランドシライシさんより店休日の開催を希望されていたことからこの日程となった。

参加者には、サイクランドシライシさんの店長やショップメンバーのほか、北九州や大分から有休を取って走りに来られた方もおり、平日開催も時には視野に入れるべきだと感じた。
一方、集合時間が9時だったため、半導体企業が多い西合志や菊陽、大津方面の渋滞で遅れる方もいた。私も大津・菊陽方面を通る国道326号で渋滞に遭い、土日開催では見たことのない車の多さに驚いた。

阿蘇駅前に着くと、ひときわ堂々とした存在感を放つ一台があった。
深みのある車体に金色の文字とエンブレムをまとった「ななつ星 in 九州」の専用バスだ。
列車を降りたゲストを阿蘇パノラマラインで阿蘇山へといざなう、いわば「もうひとつのななつ星」。
歴史を感じさせるいつも見慣れた阿蘇駅前が、この一台が停まっているだけで特別な場所に見えていた。

正面から見ても堂々としている。
車内も豪華そうだ。
よく見ると……ナンバーまで「7」!
列車だけでなく、専用バスにも「ななつ星」のこだわりがある。
こういう遊び心を見つけると、ちょっと嬉しくなる。

以前はアジア系の乗客をよく見掛けたが今朝は欧米の人が多かった。

この日のコースは、国道265号で箱石峠を越えて高森へ向かい、南阿蘇ビジターセンターで通算3個目のスタンプを押す。
昼食後は、先日ヒルクライムレースが開催された吉田線を上り、阿蘇火山博物館内の阿蘇山上ビジターセンターで4個目のスタンプを押した後、坊中線を下って帰るルートだ。
走行距離は比較的短いものの、峠を2つ越えるため獲得標高は1,343mとなる。

最初に立ち寄ったのは「幸せの一本道」。
何度訪れても気持ちのいい場所だ。
最近はバイクやレンタカーで訪れる人も多いが、この日は貸し切り状態だった。
平日の阿蘇サイクリングには、いつもとは違う魅力がある。

次に向かったのは阿蘇神社。
いつもの賑わいがまったくなく、普段なら写真に人が写り込んでしまう場所にも誰もいなかった。
平日とはいえ、これほど人が少ないとは驚きだ。

AIは使っていません。

265号に合流する旧道沿いでは、白いそばの花が一面に咲き誇っていた。
昼食は高森駅周辺で取る予定だったが、その光景を目にした途端、すっかりそばを食べたい気分に。
「昼食は、道の駅 あそ望の郷くぎのの『そば道場』にしましょう」と提案すると、全員が賛同してくれた。

箱石峠は、それぞれのペースで走ってもらうことにした。
4日後に上五島トライアスロンへの出場を控えた矢田部さんは、本番のバイクコースに上りが多いため、最終調整を兼ねて参加されたようだ。
私も5日後から、十勝グラベル、釧路湿原グラベル、ニセコグラベルを巡る北海道遠征を控えており、そのことを意識しながら下りは慎重に、上りは踏み込んで走ることにした。

南阿蘇ビジターセンター到着。

菊池渓谷の「流水」と「オオルリシジミ」、草原学習館の「草原と馬」「阿蘇山」のスタンプはすでに押しているため、ここで新たに「キスミレ」と「月と星」が加わることになる。

入口まで行くと、まさかの休館日だった。
まさかと思って調べてみると、毎週水曜日が休館日とのこと。
事前の確認が足りず、皆さんに迷惑をかけてしまった。

ちなみに、このあと向かう阿蘇山上ビジターセンターは年中無休だが、火山活動や天候、点検などにより臨時休館となる場合がある。
菊池渓谷ビジターセンターの開館期間は4月1日から11月30日までで、山開きが行われていない冬季は休館。
草原学習館には通常、休館日はなく、年末年始のみ休館となる。
長者原ビジターセンターは12月29日から1月3日までが休館日となっていた。

気を取り直して高森駅へ向かうと、付近で見かけたのはわずか数人。
いつもは撮影の順番待ちができるフランキー像も、この日は貸し切り状態だった。
ここでも、平日ならではの人の少なさに驚かされた。

道の駅 あそ望の郷くぎの到着、ここも人は少ない。

コキアは、ちょうど色付き始めたところだった。
道の駅 あそ望の郷くぎのでは、新たな秋の名所を目指してコキアの植栽を増やし、もともとの約1,000株から、2025年には約5,200株、約5,500㎡の規模まで拡大したようだ。
コキアはユーラシア大陸の乾燥地域を原産とする一年草で、日本では「ホウキグサ(ほうき草)」とも呼ばれる。
かつては、乾燥させた茎を束ね、ほうきとして利用していた。
季節とともに変化する色合いも美しい。
夏は鮮やかな緑に覆われ、9月末から10月にかけては緑と赤のグラデーションに。
10月中旬から下旬には鮮やかな赤へと染まり、その後は赤茶色、黄金色へと移ろうため長く見頃を楽しめる。

道の駅 あそ望の郷くぎのにある「そば道場」で、お待ちかねのランチタイム。
ここも人は少なく、普段なら行列に並ぶところ、この日は受付ですぐに注文して入店できた。
ただ、スタッフも少なかったため、料理が出てくるまでには少し時間がかかった。
人員配置を考えれば、こればかりは仕方がないだろう。

阿蘇谷では涼しさを感じながら走っていたが、南阿蘇に入ると気温が徐々に上がり、かなり汗をかいていた。
それでも冷たいざるそばではなく、そばの花を見たときから思い描いていた温かいそばを迷わず注文。
ひと口すすってつゆを味わうと、ほどよい塩気が体の奥までじんわりと染み渡り、いつも以上においしく感じられる一杯だった。

草千里へ上る吉田線の手前に山内君が営む「サイクルピットぐるり」がある。
敷地内にはカフェがあり、ショップの2階には雑貨店もオープンしていた。
カフェの名は「coffee_stand GURURI」。
自家焙煎のコーヒーやチャイをはじめ、ピザ、チーズケーキ、アイスなどが提供されている。
営業時間は水曜から土曜の10:00~18:00で、日曜も営業することがある。
営業日は変更される場合があるため、Instagramで事前に確認のほど。
元MTBプロ選手の山内君も、ついにグラベルバイクに乗り始めたという。
いつかここでランチとコーヒーを楽しみながら、所有するMTBパークでマウンテンバイクやグラベルバイクのレッスンを受けてみたいので、近日中に企画してみたい。

山内君の隣に、8月からスパークルおおいたレーシングチームに加入した楠本颯太選手の姿が見えたので、少し話を聞かせてもらった。
松山学院を卒業後、オランダの「CT GIANT Store Assen – NWVG」で武者修行を積んだ、21歳の若きライダーだ。
10月3日・4日に開催される「おおいたアーバンクラシック国際サイクルロードレース」に出場予定で、私は4日に取材へ行くため、どのような走りを見せてくれるのか興味津々だ。
さらに、その週に開催される「ツール・ド・九州」、そして「ツール・ド・おきなわ」にも出場を予定している。

後日お邪魔した際、楠本選手は山内君とともに、16時から地蔵峠を経て俵山を越え、20時まで練習に出かけるところだった。
オランダのチームでは一度優勝した経験もあるという。
サイクルジャージ姿になると鍛え上げられた体つきが際立ち、今後の活躍がますます楽しみになった。
スパークルに加入した経緯をはじめ、オランダでの選手生活や、一緒に走った有名選手の強さなど、興味深い話を聞くことができた。

「サイクルピットぐるり」の2階には、本と靴下の店「まめねこ舎(まめねこや)」がオープンしていた。
公式案内によると、現在の営業は木曜と土曜の14:00~17:00頃。
ただし、営業日は変更される場合があるため、Instagramまたは電話(090-5822-1882)で事前に確認とのことだ。

靴下が気になったので後日家内と訪ねてみた。

ヘンプ(麻)素材の靴下が何とも気持ちよさそうだったので買ってみることにした。
さっそく北海道遠征で使ってみると、さらりとした肌触りで、吸湿性と通気性も抜群だった。
あまりに快適で、ほかの靴下を履くことなく、洗っては履くことを繰り返したので、もう一足買い足そうと思っている。
家内は、親指が独立して動かしやすく、蒸れにくい足袋型のヘンプソックスを購入。
こちらも快適だったとのこと。
帰りに「coffee_stand GURURI」のコーヒーを飲んだが、期待を裏切らないおいしさだった。

吉田線の上りも、それぞれのペースで走ってもらうことにした。
すると、大会を控えた矢田部さんが前に出て、いいペースで上り始めた。
その後ろには、いかにも速そうな北九州の井上さんが付き、声を掛けて励ましながらサポートするように走っていた。
私も二人の様子が気になり、後を追った。

8.7km先の「火の国トンネルまで頑張りましょう」と言っていたのでそこで一旦休憩したが、そのあとも頑張って走り続けられた。

その姿に刺激を受け、私も気合を入れ直し、火山博物館まで力を緩めずに走った。
おかげでいい練習になったものの、ジャージのバックポケットに入れていた遊印めぐりの用紙をなくしてしまった。
すでに2か所を巡り、スタンプを押していただけに残念だった。
さらに、火山博物館まで全力で走ったため、山上ビジターセンターでの写真を撮り損ねてしまった。
この記事を書きながら上五島トライアスロンのリザルトを確認すると、矢田部さんは見事に完走し、年代別7位という成績を収めていた。
私も北海道3連戦の最終戦、ニセコグラベル100kmに出場し、グラベル率50%で上りの多い厳しいコースだったが、メンバーと一緒にゴールすることができた。
やはり目標を掲げることで、苦しい練習にも取り組める。
今後は目標をツール・ド・おきなわからニセコグラベルへ切り替え、新たな挑戦を続けていきたい。

今回のライドで特に印象に残ったのは、吉田線で矢田部さんの走りに刺激を受け、私も力いっぱい走れたこと。
そして、あそ望の郷くぎののコキア畑の魅力をあらためて感じたことだ。
ここの見どころは、株数の多さだけではない。
雄大な阿蘇五岳を背景に眺められることも、大きな魅力だ。
昨年11月のライドで訪れた際も、阿蘇の景色を背に、緑と赤が織りなすコキアのグラデーションが印象に残った。
10月11日に、交通規制が始まる前のコースをたどるツール・ド・九州観戦ライドでも、コースから少し外れるものの、さらに赤く色付いたコキアを見るために立ち寄る価値は十分にある。
そのためにも、当日は参加者の様子と時間配分に注意しながら走りたいと思う。
