コルナゴ部長レポート 第5弾「阿蘇満喫モニターライド」雲海編

コルナゴ部長こと中尾公一さんに、第5弾となる「阿蘇満喫モニターライド」をレポートしていただきました。
第5弾の「阿蘇満喫モニターライド」は、雲海を目指して早朝ライド
第6弾も雲海を見るために、早朝ライドとなってますので、ぜひご参加くださいね!

第5弾となる阿蘇満喫モニターライドを開催した。
今回は雲海のシーズンということで、朝5時に道の駅阿蘇に集合して大観峰から早朝の阿蘇を眺めミルクロードを駆け抜けるというライドだ。大分や長崎で大きなサイクルイベントと重なっていることもだが、早朝5時集合ということで、参加者は極端に少ないだろうとは承知の上で1人でも走ってみたいという人がいたら案内するつもりでいた。わたしも3時半に起きなくてはならず、県外だったら前日に宿に泊まるか車中泊でもしなければ無理だろう。そのような壁はあるものの、早朝の阿蘇は酔いしれるような魅力に満ち、緊張感のない昼間の景色とは比較にならない別世界であり、それを思い出すとわたしも久しぶりに走りたくて仕方がなかった。

参加者は神奈川から単身赴任で広島在住のワタナベさんと、最近面白いライドイベントを企画される久留米のkeiさんの2人。

コースは早朝と午前の2部構成で、早朝は5時にスタートして9時くらいに道の駅阿蘇に程近い「あそら食堂」までの56km。午前は早朝後、早朝ライドで使った防寒具等を車に直して10時30分から再スタートして50kmで14時に終了した。気温はスタート時10度で大観峰5度、最高気温は29度まで上がった。装備はウォーマー類とウィンドブレーカーだが、日の出を見る大観峰での待機中は寒がりなわたしはボトルゲージにダウンパーカーを入れて防寒対策をした。

朝5時、道の駅阿蘇から街灯が無い暗闇の道を3人で走っていると、一番後ろを走るワタナベさんのヘルメットに付けられたライトで、わたしとkeiさんの巨大になった影が田んぼや樹木のスクリーンに映って、まるでローリング・ストーンズのコンサートに出てくる空気で膨らんで揺れ動く人形のようだった。樹木に覆われた暗闇の道を抜けて、視界が広がる山田展望所まで来ると微かに明るくなってきた。ピンク・フロイドの『エコーズ』を頭の中で聴きながら夜明けの前触れを感じると、スパイラルな立体感と遠近感のある曲調によって、無意識だけど少しだけペースが上がっていった。

ミルクロードに出たら、東の空が明るくなって、日の出がはじまりだしていた。久住方面の地平線は、淡い赤色とオレンジ、ピンク色にグラデーションとなり、その先からは薄い青空になって、まばたきするたびに明るくなっていくようだった。360度の視界が広がる外輪山の一角を、ゆっくりペダルを踏みしめながら日が昇る光景を『エコーズ』をBGMに眺めていると、目も澄んできて、朝露に濡れた草原の匂いがしてきそうだった。

大観峰に着いた。ちょうど6時―――騒がしい。今日は何かのイベントか、クルマとバイクと人で溢れている。わたしの『エコーズ』はフェードアウトではなくいきなり消え去った。

日が昇る東側はカメラを持った人の壁で、ここに割り込む気持ちは出てこない。

阿蘇山は雲海も朝露もないものの、涅槃像に見立てた阿蘇五岳に後光が刺したように美しく輝いていた。

しばらく眺めていたが、風が強く、女の子の髪が逆立つ強風で気温は5度。ボトルゲージに入れたダウンパーカーを風に煽られながらすぐさま着込んだ。ウィンドブレーカーだけのkeiさんとワタナベ君はうずくまって風を避けていた。ここでじっと待っていても寒いし、今以上の感動もなさそうなので大観峰から850m東側の扇谷展望所跡に移動した。

ミルクロードから扇谷展望所跡に入る細い砂利道の先には4駆が1台入っており横には三脚に展望装着の年配の夫婦がいた。小高くなったその先にはバイクの若者が1人、目指す先端にはバイクが3台あり、カップルと年配の人がスマホをいじっていた。ビューポイントは風もなく、穏やかで、足元に広がる早朝の阿蘇の情景を心ゆくまで堪能することが出来た。

扇谷展望所跡にいたカップルのライダーは福島から、大観峰でも県外ナンバーがほとんどで九州以外も多く見受けられた。
十分景色を楽しんだのでミルクロードを駆け抜けよう。「叫びたくなるような気持ち良さ」と、よく言っているが、バイクの人で叫んでいる人がいたから誇大な喩えではない。

大観峰まで14km、北山展望所まで23km、トイレと自販機があるかぶと岩展望所まで25km、32kmからダウンヒルが始まり、二重の峠で阿蘇平野へ降り、あとはのんびり平坦路で帰ってくる。

早朝のゴールは朝6時から開いている「あそら食堂」、そして朝食。

バイクの人が多く、この日も売り切れのメニューが多かった。

朝食メニューにはカレーもあって人気。

阿蘇山・草千里へ上る坊中線沿いにある阿蘇ユースホステル跡地にある「あそら食堂」は、朝6時オープンで道の駅阿蘇から1.2kmと近く、ゲストハウスを利用される方や、大阪から来られたカップルの方もちょうどいらしたが朝早くから来られる自転車乗りには温かい朝食が食べることができる阿蘇では貴重な食堂だ。

朝食のあとは駐車場に戻って早朝で使った装置を置き身軽になって午前の部は下城さんも加わってスタート。

すでに朝から感動しっぱなしでゆったりとリラックスしたサイクリング。

小嵐山

阿蘇らしい草原の道も体験してもらい、阿蘇神社の境内の門前町でレモネードやシュークリームを食べて追い風でビュンビュン走って帰った。

14時ゴール、後はゆっくりの帰宅。
今回、雲海は見えなくて残念だったが、素晴らしい景色に感動されたようだった。

早朝ライド56km、午前のライドが50km、合計105kmで獲得標高は1566mだった。

次回は10月26日(土)にもう一度同じ早朝ライドをやる。
申し込みはコチラから。

 

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