コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「阿蘇満喫ライド~岳の湯編~グラベルライド試走」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから「阿蘇満喫ライド~岳の湯編~グラベルライド試走」レポートが届きました。
湯けむり漂うなかサイクリング出来る醍醐味を満喫されました🎶

後半は、前回もお伝えしたグラベルライドのガイドをご紹介しています。
ご覧ください★
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大分県九重町と阿蘇郡小国町にまたがる涌蓋山(わいたさん)の麓には、わいた温泉郷と呼ばれる峐の湯温泉(はげのゆ)、岳の湯温泉(たけのゆ)、鈴々谷温泉、地獄谷温泉、麻生釣温泉(あそづる)、山川温泉の6つの温泉地がひっそりとした山あいに点在し、それぞれの温泉地には一軒だけの宿、数軒の旅館と一軒の共同浴場、日帰り温泉施設があり、まさに秘湯の湯の雰囲気を醸し出している。そのなかでも至る所から音を立てて噴き出す蒸気で集落が白煙に包まれる岳の湯温泉の湯けむり道を走ってきた。

今回はわいた温泉郷岳の湯までなので少し遠出となった。
上りも②~③の小嵐山と⑧~⑨の385号と岳の湯までになり、帰りは⑬~⑮がそば街道の上りになって距離90km、獲得標高は1433mとスタートが1時間遅く、到着時間が30分早い冬時間には少しタフなコースになった。当日は風が強く予定していたファームロードで行けば獲得標高が1700mを超えるのでコースを変更したが到着は少し遅れた。

スタートした時は無風だったが小嵐山の頂上付近では結構な風が吹き出した。それでも雲ひとつない好天なので寒さを感じることはなかった。この時期太陽があるとないでは5度、いやそれ以上体感温度が違うのではないだろうか。それに気持ちも明るくなって、幸せに満たされる気分(浮かれて陽気なプラス思考)になるのは、みなさんを観察すると私だけではなさそうだった。
3ヵ月前に四国から熊本市内に単身赴任で、買って間もない自転車と一緒に来られた今回2回目の参加の方がいらした。さすがに会社の方に相談されてもプロショップを知っている方は少ないのだろう、メンバーにサイクルショップのことを尋ねられていたようだが、ミユキさんが他店で購入された自転車も整備してくれて、この日のライドの帰りに立ち寄れるGINRINを紹介されていた。
今、熊本では半導体受託生産の世界最大手、TSMCの新工場建設やソニーグループなど大手企業の設備投資が相次ぎ、全国から関連企業の進出が目白押しだ。その中の遠くから赴任されるサイクリストが昨年からこのライドで見かけるようになった。会社に近いプロショップの存在は頼もしいし、万全に整備された愛車による阿蘇サイクリングは何よりもリフレッシュになるのだろう。
標高900mの牧野道は今は枯野、3月には野焼きで真っ黒、それから草が芽吹いて徐々に新緑になっていく・・・こういう環境がサイクリングコースになることを走りながら説明すると驚きの連続だ。
ミルクロードを渡った草原の道からくっきり見える九重連山、ここで見せたかったのはこれだ。
弱虫ペダルの作者、渡辺航さんのサインの先にある風力発電機5基があるのが「いちもくさん・ひとめやま」と呼ばれている一目山。2021年から野焼きが終わった4月に、年に一度だけ管理されている牧野組合から開放してもらい、弱虫ペダルファンの皆さんと一緒に阿蘇満喫ライドを開催させてもらっている。山の麓からスタートするコースは、何度も走っている私たちでも感動する絶景で毎年走るのを楽しみにしている。今年も30名募集で杖立温泉の鯉のぼり祭りに合わせて開催予定する予定だ。
一目山から見たらこうなる。
昨年のライドはコチラ↓↓↓
一目山ヒルクライム&杖立温泉鯉のぼりライド

草原の道から40号沿いの満願寺温泉でトイレ休憩後、212号から387号で木魂館のレストランで昼食にした。私がいつも注文するのは小国ポークのフキ味噌焼き。フキ味噌に絡む小国ポークと熱々のご飯の組み合わせが美味しい。特に走った後の味噌の濃厚さとフキの香りが絶妙だ。ここは大人数で来ても対応してくれるのでグループライドにおすすめだ。
食事の後は387号からファームロードに入ると今回一番の上りが待っている。

道が開けて湯けむりが見えてくると岳の湯温泉が近い。
ゆっくりとした左カーブの先にゴーゴーッと噴き出す蒸気の音が聞こえてきた。
湯けむりで見え隠れする西里の集落に着いた。空き地にはいくつもの噴気孔があり地下から盛んに白い蒸気を噴き出している。家の軒先にも噴気孔があって、その上にはコンクリの土管が立っており、いつでも蒸し料理ができるように鍋が掛けてある。家の屋根には細い煙突みたいな水道管が突き出て、蒸気が勢いよく立ち昇っている。これは台所か風呂かサウナだろうか。そんないつもの光景が集落にあった。初めて来た参加者は、この環境に人が住むことにも驚くが、当然ながらの温泉や暖房、蒸し調理もできるという利点と、蒸気による電化製品の腐食という代償は厳しいと聞く。その全部がこの集落の湯けむり道を通ると一目瞭然だ。これを見せてやりたかったんだ。
蒸気に触れたり、湯けむりを浴びたり、写真撮ったり、のどかな風景をそれぞれ楽しまれた。ただ風が強くて吹き出す蒸気が凄いので一瞬で目の前が真っ白になった。
蒸気と温泉が泥を吹き出す「地獄」さながらのところで写真撮ってもらおうと思ったが熱くてこれ以上近づけない。
かと思うと、風で湯けむりが邪魔してこうなる。
集落は泥をかぶってそれが乾いたのか全体的に白っぽくなっていた。蒸した鶏料理を提供されていた白地商店は予約制のテイクアウトだけになっていた。後で知ったが温泉施設のゆけむり茶屋にはレストランがあって、アイスやうどん、焼きカレー、蒸料理が食べることができたようだった。また、土日のみオープンの「地熱珈琲」という自家製焙煎コーヒーの店もあり、ペルーやエチオピアの豆のコーヒーや、焼き菓子、地熱玉子もあるようだ。
岳の湯温泉の近くのパン屋の「そらいろのたね」は美味しくてよく利用していた。ファームロードを降りたら387号沿いにハム専門店のデュッセルがあり、その隣にあったドイツパン屋「ダンケ」が近くに新しくオープンしていた。この日は自転車なので買えなかったが次回は車で来店したいものだ。
小国のコンビニで休憩したあとは、最後の上りのそば街道で帰った。走っていない冬の時期もあって、長く感じてかなりキツかった。いつも全開で走る7kmの直線の農免道路も最後はフラフラになって失速して道の駅阿蘇へゴールした。
岳の湯温泉の湯けむりの道はいい感じで紹介できたが、こんなに走れないのかと思ったライドだった。でも私は今オフシーズンなので、太ったし遅くても気にしない。夏になれば練習を始めるのでもう少し早く走れるようになるだろう。そういう変化がないと、ツールド沖縄完走に向けて頑張れそうになれない。だから練習しない寒い冬の4ヵ月はとても大切だ。それと一昨年の暮れに10年振りに3台目になるロードバイクを買ったのもカーボンフレームの寿命もあるが自分の背中を押すためだ。
前回も紹介したが、阿蘇満喫モニターライドに加えて、田んぼのあぜ道を繋いで走る林道や、舗装路を繋いで牧野を走ったりする未舗装路専門で募集する「阿蘇グラベルモニターライド」を4月から開催することになった。
その背景には、冬季も自転車で楽しめるようにするためと、阿蘇カルデラをサイクルスポーツで楽しみ尽くすために、ロードバイクでは躊躇する、もしくは立ち入ることができない道を、未舗装路走行が可能なMTBやグラベルロードバイクで楽しもうという試みだ。
阿蘇グラベルモニターライドの試走を重ねていると、私のMTBはタイヤが太いセミファットバイクといって、MTBクロスカントリーバイクのような機敏な走りを得意とする設計ではないタイプなので他の方と一緒に走ると苦労した。そこでオンロードとオフロードを走る上で私の趣味趣向に合うのは新たなMTBか、それともグラベルロードバイクか悩んだが、ロードバイク寄りのグラベルバイクだと思った。値段はロードバイクほど高価でないにしてもそれなりになるが、年間通して楽しく走れることと、新たなサイクルイベントの挑戦を考えると幸せになれる投資だと思った。
グラベルロードバイクは、太いタイヤがついているので耐パンク性が高く、乗り心地がいいので未舗装路だけでなく、段差の多い街乗りや、通勤通学といった多くの用途にも活用できる。
また、MTBは長距離を走行することに不向きだが、グラベルロードは長距離走行も目的のひとつとしている点に違いがある。あと車に乗せる際にもMTBのようにスパースを取らないし、ロードバイクと同じような輪行もできる。ただし、オンロードだと高速巡行はロードに劣り、オフロードだとMTBほど万能ではないという中途半端なものでもある。
グラベルロードと一口に言っても、まるでMTBのようにオフロードでの走行性能に振ったモデルから、私が選んだオンロードメインでオフロードもこなせる程度のロードバイク寄りのモデルまである。さらに、フレームやフォークに多くのダボ穴を設け、荷物を運搬するためのキャリアやバッグの取り付けを容易にしたアドベンチャー色の強いツーリングバイクに近いモデルもある。
阿蘇グラベルモニターライド案内するのは、私以外の牧野ガイドもメインガイドとして得意分野を活かして登場してもらう。フランス菓子教室を主宰し、NHK BS1の「チャリダー」にもパティシエ・ライダーとして出演された清田あづささんは、ライドの途中にフルーツやトウモロコシなどの収穫を取り入れ、ランチは収穫した素材でお菓子や料理を作って食べるサイクリングイベントを開催されている。
「サイクルピットぐるり」オーナーの山内健正さんは、新潟県にあるマウンテンバイクの専門学校で専門技術を学び、卒業後はMTBプロのライダーとして活躍された。競技の世界で培った経験は、上級者から初級者、それに子供さんのMTBスクールも専用のオフロードコースで開催されているので幅広い層を対象とした案内ができる。
阿蘇グラベルモニターライドの試走もだが、グラベルコースのRide with GPSでの地図化は、田んぼのあぜ道などは地図上になかったりするので大変だが、ここはミユキさんの得意分野なのでお任せしている。
自転車のトラブルについては井上君のサポートに頼っている。
今回のトライも阿蘇満喫モニターライドと同じく道の駅阿蘇なので、ライドでいつも最後尾から支えてもらっている駅長の下城さんより後方支援をしてもらう。

私が考えるグラベルライドは、急がず、ゆっくりと、変化に富んだ幾つもの道をシームレスに繋いで、通行不能なところは自転車を抱えながら楽しみたいと思っている。廃道の道なき道の先には歴史に消えた阿蘇の風景があるかも知れない。そんな探検気分で阿蘇グラベルモニターライドを開催したいと思っている。

 

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道の駅阿蘇(NPO法人ASO田園空間博物館)

TEL:0967-35-5077

HPhttp://www.aso-denku.jp/

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