コルナゴ部長こと中尾公一さんから「梅雨入り前の阿蘇満喫グラベルライド」が届きました!

コルナゴ部長こと中尾公一さんから「梅雨入り前の阿蘇満喫グラベルライド」が届きました。
この日は、素晴らしいお天気に恵まれた阿蘇満喫グラベルライドでした♪
今回はどんなコースを走られたのか気になりますね!
それではご覧ください☆

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絶好の五月晴れ、風で波打つ若草色の草原、心安らぐカッコウとウグイスのコーラスという5月後半の阿蘇ステージは、26日に第2回目となる阿蘇満喫グラベルライドを、翌27日にはロードバイクで走る阿蘇満満喫ライドを開催したので今回はグラベルライドを紹介しよう。


九州北部の昨年の梅雨入りは例年より早く5月29日、今年は6月4日と予想され梅雨明けは7月19日頃になるらしく、梅雨入り前にオンロードとオフロードでそれぞれ違った走行感が楽しめて満足する2日間になった。

2回目の開催となる阿蘇満喫グラベルライドは、福岡から2名と熊本から1名の方が参加されガイド仲間で試走した自信満々のコースを案内した。そのコース上にあるグラベルを「セクション」としてそれぞれ荒れ具合や距離などをふまえて、難易度を五つまでの星の数でその過酷さを表わしてみた。


道の駅阿蘇をスタートして、すぐに田んぼのあぜ道「セクション1・阿蘇谷のあぜ道・★」を繋ぎ、絶景が見応えある小嵐山ヒルクライム(平均勾配6.6%・5.3km・337m)になる。頂上を過ぎると草原の道が続き、木落牧場の先の合戦群の道(かしのむれ)の途中から、スリルある下りのグラベル「セクション2・合戦群グラベル・★★★・距離1.8km・-117m」で県道40号へ。このグラベルを走ったことがある人は稀なはず、合戦群の道との組み合わせは素晴らしい。

試走では40号から入った立岩水源までのアップダウンのいい感じのグラベル(★★★)を走ったが、民家の軒先を通る箇所もあり今回はキャンセルした。満願寺温泉からライドのアクセントになる手掘りのトンネルを抜けて、南小国らしい穏やかな田園風景の川沿いのあぜ道「セクション3・南小国のあぜ道・★)を通って、ランチは里山に馴染んだ田舎料理の店だ。

昼食の後は、森の中のヒルクライムとなるそば街道(12km・380m)、212号に合流したら絶景ダウンヒルの途中から杉山の長い下りのグラベル「セクション4・大観峰グラベル・★★★★・3.7km・-176m」、ここは阿蘇の中でも最高に気持ちがいいグラベルだと試走した4人の感想。阿蘇谷に降りたら平坦な田んぼのあぜ道(セクション5・阿蘇谷のあぜ道・★)でゴールとなる。


参加された方は、経験豊富なグラベルライダーと今回のグラベルライドを機会にグラベルバイクを購入された方、それにMTBの方になる。グラベルを繋ぐ舗装路を走るのでMTBは少し退屈かも知れない。

小嵐山を上って開けた下り基調の草原の道を走っていると左の方から鹿が走るのが見えた。100mほど並走した鹿との距離が近づいて藪で見えなくなったので、その間に追い越してやろうとスピードを上げると10m先に飛び出て道を横断したのでかなりびっくりした。

そういえば大船渡でブルべを走っていたロンド・ファン・フラーンデレンなど日本人として初めて出場した三船雅彦さんが、峠の下りで鹿と衝突された話を思い出し他人ごとではないと思った。三船さんは50kmのスピードで衝突し落車、そのまま15m道路を滑ってやっと止まった事故だったが奇跡的に軽傷で済んだそうだ。激突を物語るホイールにはべっとりと鹿の毛が付いていたそうだ。


ミルクロードの下をくぐると合戦群(かしのむれ)の道になり、広々とした草原景観に毎度のことながら気持ち良く走ることが出来る。ただし、たまに農作業の車が通るので見通しの悪いコーナーでは注意が必要だ。

しばらく走ると右に折れる道があり、これがセクション2・合戦群グラベル・距離1.8km・-117mで★★★になる。


最初は石が転がる下りのグラベルが続き、サドルから腰を上げていないと振動でコースが読めない。何カ所はセメント道になりスピードが増すので減速しながら走る。下りの勢いでゴロタ石が転がるこの坂を上ると小休止ポイント、一気に下るともったいない。

最後の下りでスピードを落とし過ぎると上りが厳しくなって、ギアチェンジが遅れると自転車を降りて上らなくてはならない。こういったところもグラベルライドの面白いところだ。

私のタイヤ空気圧はクリンチャーなので3.0~3.5だが、チューブレスレディの井上君は、もっと下げることができるので、乗り心地はとてもマイルドになりパンクリスクも減る。もっと乗りこなして次なる投資は軽いホイールとチューブレスレディだ。


草原区間の次は木漏れ日の林道ダウンヒルになる。

ここも最高に気持ちがいい。


タイヤで踏みつけた小枝を飛ばしながらの爆走はかなりの迫力。この先の荒れた砂利や泥が乾いたコーナーはシリルがあって思わずに歓声をあげたくなる。


40号に出たら湧き水ポイントで給水。立岩水源までのグラベルは今回パスしたので新たなルートを試走してみたい。満願寺駐車場でトイレ休憩のあと満願寺川を渡ってすぐに左折すると手掘りのトンネルがある。


軽トラックがやっと通る曲がったトンネルは、少し照明があるものの出口の光が見えないのでほとんど暗闇に近い。同時に冷気を全身に感じるほどの涼しさ。例えればハワイのスーパーに入った瞬間のあの寒さに似ている。


あまりにもの楽しくて、暗くて見えないが全員笑って「ワ―ッ!!」とか叫んでいるはず。


トンネルはおかわり、少年、少女に戻れるのがグラベルライドだ。


トンネルを抜けて志賀瀬川に架かる小さな橋を渡ると田んぼが続く。井手沿いの道や川沿いの田んぼ道の「セクション3・南小国のあぜ道・★)を走っていると子供たちの田植え体験に出会った。田んぼの前の建物は、いつも行列が出来て、まだ立ち寄ったことがない「喫茶竹の熊」。開放的な店内は、高床の板の間、回廊、喫茶室が水庭を取り囲み前景が田んぼになっているようだ。


ランチはすぐ近くの「田舎料理比良」。300年前の江戸時代に建てられた古民家の店だ。


注文したのは前回の試走でも食べたうどん定食。うどんのほかに山菜が盛られた小鉢が10個くらい並んだ素朴で懐かしい田舎料理。あとから鶏肉料理と山菜の天ぷらも出て、ゆっくり過ごせて穏やかな気分になれる。


帰りはそば街道。12kmで380mの上りになるが、樹々に覆われて日陰の道なので真夏でもよく走る道だ。道沿いには212号に合流するまで馬場川があるので頃合いを見てクールダウンすることができる。川の水の冷たさと美しさは1級品。

212号を下って山田パーキングの先から左に折れるのが、杉山の長い下りの「セクション4・大観峰グラベル・★★★★・3.7km・-176m」。これは私たちの知る限り(といっても試走して半年だが)阿蘇谷では最高に気持ちがいいグラベルではないかと思っている。

途中からセメント道に合流して右折してまたグラベルに入るが、合流したところを真っ直ぐ行くと厳しい上りと下りが連続し山田地区に出てくる。一度試走したが過酷過ぎるのでコースにしていないが、パリ〜ルーベのアランベールに喩えるなら阿蘇で最高難易度★5つと評価している。


阿蘇谷に降りたら「セクション5・阿蘇谷のあぜ道・★」を繋いで話しながら帰った。

距離62.6km・獲得標高908mの気持ち良いライドだった。早めに着いたので道の駅阿蘇の近くにある南冷菓店で250円のかき氷でクールダウンして解散した。

この日、2名のグラベルロードの方に舗装路や未舗装路を走った感想を聞くと、「こんなに気持ち良く、楽しく走れるバイクはない」ということだった。私もまったく同じ感想で、走る場所を選ばず、ゆったりと走りたくなり、ちょっとした探検気分にもなれるのも少年時代の楽しみに似ている。グラベルバイクに出会ってあと20年くらいは少年のままでありたいと思っている。

2ヵ月半グラベルバイクに乗った私の感想。

私のバイクは完成車のままでバージョンアップした個所はない。ペダルは付いていないのでシマノのSPDペダルM9100にしている。しばらく乗って感じたのは、サドルの形状が私のロードバイクと違うので違和感があり、似たようなものに変えようかと思っている。サドルだけは今更慣れるというより快適な合うものに交換したが間違いない。

サドルの前にあるトップチューブバッグは、ロードバイク用に買っていたのがあったので付けてみたが、停まって足を付く際に少し邪魔になる。このサイズならギリギリだが、この日参加された方が大きめのトップチューブバッグを付けていたが失敗したと言われていた。購入の際にはバッグの形状がサドル側に低くなっている小さめがいいのでないかと思う。海外のアマチュアのグラベルレースを見ると、補給食を入れるのに便利なのでほとんどの選手が付けているが、あれは停まらずに走り続けるからだろう。

グラベルバイクはロードバイクと違って追い込んで走らないので、補給食だけでなくちょっとした嗜好品やサンドイッチ、おにぎりなど持っていきたいと思った。そこで乗る際に邪魔にならず、個人的な見た目に合うハンドルに装着するトピークのチューブラバーバッグ1.5Lを買ったがこれがなかなか便利だ。ただサイコンの下に付けるライトはハンドルの上に付けないと無理だったが、走りながら取り出しできるので阿蘇満喫ライドの際のトランシーバーを入れにも重宝している。

私の場合グラベルバイクは走る楽しみ以外にも移動手段として使えるので趣味の範囲が広くなる。文庫本と老眼鏡をチューブラバーバッグに入れて外で読んでみたいし、パックロッドをフレームに取り付け、リールやルアーを持ち込んで渓流釣りも面白そうだ。

この日、2名のグラベルバイクの方に舗装路や未舗装路を走った感想を聞くと、「こんなに気持ち良く、楽しく走れるバイクはない」ということだった。私もまったく同じ感想で、走る場所を選ばず、ゆったりと走りたくなり、ちょっとした探検気分にもなれるのも少年時代の楽しみに似ている。

4月に道の駅阿蘇で開催した試乗会が参加者と出展者に好評だったので10月にマウンテンバイクとグラベルバイクの試乗会を開催する。道の駅阿蘇の周辺には試乗に適した未舗装路やMTBのフィールドがないので、うぶやま牧場に会場を移して試乗会を開催するので一度試しに乗られてはどうだろうか。

 

最後に参加されたよしたまさんからこの日のライドの動画が届いたのでご覧ください。


 

 

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