阿蘇ジオサイト:火山の中身が見えちゃう?「上米塚」をご紹介

みなさん、こんにちは^^ Kanaです。

連休残り二日、予報通りの雨となりました。。。

みなさん、GWをいかがお過ごしでしょうか。GWはお仕事で、このあとゆっくり過ごされるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

今日はあまり知られていない、阿蘇世界ジオパークのジオサイトを一つご紹介したいと思います。

阿蘇に来たら多くの方が訪れる、草千里ヶ浜と中岳火口。

道の駅阿蘇の目の前の交差点をまっすぐ山のほうに登る道は、東登山道、パノラマラインと呼ばれる県道111号線です。

カルデラを見下ろすことができ、野焼き後に再生した青々とした草原でのんびりと過ごすあかうし、くろうし、馬たちを見ることができますね。

そして米塚。約3300年前に噴火したといわれる、阿蘇の火山群の中では一番若い火山となります。
均整の取れた形が美しいですね。

阿蘇山上での観光を終えたら、同じ道を戻るのもいいですが、北登山道と呼ばれる県道298号線から降りてみるのはいかがでしょう。

今日はご紹介したいのは、その道沿いにある「上米塚」というところです。

「米塚」は知ってるけど、「上米塚」って?
初めて名前を聞いた人も多いかもしれませんね。

地震の後は崩落の危険性もあり、登ることが禁止されている「米塚」ですが、「上米塚」は道路を作る際にその一部が削られており、スコリア丘の中身をじっくり見ていただくことができるとても貴重な場所なんです。

ところで、そもそもスコリアってなんだ、という方も多いでしょう。
スコリアとは粘り気の少ないマグマを花火の様に噴き上げるストロンボリ式噴火でできる火山岩で、火口からしぶきの様に飛び散ったマグマのガスが抜けて固まったもの。それが火口付近から均一にたまって重なり、さらには転がって積もっていき均整の取れたスコリア丘となります。みんながその美しい形を愛でる米塚も、やはりスコリア丘。

さて、「上米塚」への行き方ですが、阿蘇山上のほうから298号線へ左折して降りてくると、「米塚」を正面に見て、上の写真の様に左側に車を止められるスペースがあります。

阿蘇世界ジオパークのジオサイトの看板の説明を見たら、車が来ないことをよく確認して向かい側に渡りましょう。カーブがある場所なので、要注意です。

道を渡れば真っ赤に酸化したスコリアが目の前に。
以前は垂直の崖だったそうですが、今は時間も経ったせいか、足元からスコリアまみれになっています(笑)

色は明るい赤から黒っぽい色まで、きれいですね。

手に取ってみると、火山ガスの抜けた穴の様子、また軽くてとてももろいことがよく分かります。これがもともとは地中から飛沫状に噴き上げていたマグマだと思うとなんだかワクワク♪

そして、ふと見上げれば奥に見えるのは杵島岳。ここから見るとちょうど浸食されてむき出しになっている山肌が、、、同じ色!!

お隣の杵島岳も4000年前のスコリア火山。納得のきれいな形ですね。
杵島岳の登山をすることがあれば、山頂から是非お鉢まわりもしてみてくださいね。

お鉢の西側の登山道ではやはりこのようにスコリアをたくさん見ることができます。

今活動しているのは中岳のみですが、阿蘇山というニックネームで親しまれる、阿蘇中央火口丘はたくさんの火山の集まりです。本当に火口だらけ!

まだまだ面白いところがたくさんある阿蘇。
お出かけもしやすくなりました。
ぜひいろんな知的好奇心を満たしに遊びにおいでください♪

 

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