コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「阿蘇竹田輪行モニターライドレポート」(後編)

コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「阿蘇竹田輪行モニターライドレポート」(後編)をお届けいたします。
1日目は、道の駅阿蘇をスタートして役犬原湧水パークから小嵐山を少し登った展望所で中通古墳群を眺め、幸せの1本道から門前町・阿蘇神社へ、滝室坂トンネルの工事現場の前を通って国道265号で箱石峠、町古閑牧野展望所で昼食のあと県道135号を走り豊後竹田駅へゴール!というコースで巡られました。
竹田の夜を満喫された後の2日目は、どのようなコースで巡られたのでしょうか?

昨日ご紹介した「コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「阿蘇竹田輪行モニターライドレポート」(前編)」と一緒にご覧ください!!阿蘇竹田モニターライド2日目後編のレポート
宿泊した一竹は快適で朝食も和洋から選べて満足だった。熊本市から参加の女性は広瀬神社近くのホテルつちやだったがこちらも快適だったそうだ。天気は快晴、数日前の予報に反して見事な青空が広げっていた。この日は2名の方が加わり豊後竹田駅前に集合してブリーフィングを行った。
この日も清永さんにガイドしていただいた。駅前の大きな地図で説明しながらコースを説明された。コピーした地図をもらうよりこちらが断然判りやすい。
やまなみハイウェイの瀬の本の交差点に続く442号で道の駅竹田で休憩のあと久住蒸留所を訪ねた。2021年2月に誕生したクラフトウイスキー蒸留所「久住蒸留所」は本場スコットランドのフォーサイス社製の蒸留機を導入し製造を開始している。
銅製の本場のポットスチルが竹田市久住町にあるとは驚く。シングルモルトを中心とするウイスキーの蒸留製造と販売する久住蒸留所は益々気になる存在だ。サイクリングで立ち寄ると親しみが湧いて久住のシングルモルトを是非とも買いたくなった。
ブランチ的な時間になったので、清永さんがサイクリングの際に立ち寄られる「スーパーあだち」でおにぎりを補給。近くの年配の方を対象としたのか、コンビニおにぎりに比べると米は柔らか目に炊かれ美味しかった。まだ温かさが残るのも手作りの炊き立て感があってうれしくもなった。他にも手作りドーナツや焼き芋も補給していた。

続いて稲葉ダムへ。竹田市は西に阿蘇の外輪山、北にくじゅう連山、南に祖母・傾山系と三方を山に囲まれており、その中心部の竹田市を通る稲葉川と玉来川は、洪水被害を引き起こすことから、それぞれにダムが建設された。ダム周辺は全国どこに行っても道が良く、それなりに標高もあることから、知らない所に行ったらダム巡りのサイクリングをする人も多い。ここは清潔なトイレもあり眺めも良くダム周辺の周回コースも面白そうだった。
そして、訪れた記念としてダムカードのコレクションもできる。
サイクルスポットして案内してもらった木製の橋「神馬の橋太郎」は、清永さん自身も何の意味なのか、どういう目的なのか謎の橋だと言われた。そこでネットで調べると、「竹田市久住町白丹にある”神馬の橋太郎”は、材木の全てに国産材を使用した橋長71mの歩道橋で、旧建設省モデル木橋の2号橋として1998年1月に竣工、地元住民はもちろん、久住町の市街地から久住中学校へと通う生徒の通学路として親しまれてきました。竣工から20年、経年劣化が懸念されていた”神馬の橋太郎”の橋梁補修工事を行ない、これからも通学生を支える橋として、多くの方に親しんでもらいたいと思います。」と橋梁補修工事をした建設会社のHPに掲載してあった。

最後に前回の視察の時から気になっていた「黄牛の滝」、”あめうしのたき”に行った。
黄牛とは飴色をした牛、あか牛のことで言い伝えでは、この滝に昔、龍が住んでいて村人や家畜に危害を与えていたという。そこでここを訪れた僧侶が子牛の首を滝壺に投げ込み、これを生贄(いけにえ)として龍の禍を鎮めたといわれる。
そんな説明文を読みながら324m先の滝まで下ろうとしていたら異様な衣装を着た人が上がってきた。よくみると岡城跡で見たような武将のようだ・・・!
もしかしたら岡城跡で楽しみにしていた法螺貝を吹く武将がいなかったので清永さんがコスプレされているのではないか、と真剣に一瞬閃いた。
お話するとやはり岡城跡で法螺貝を吹いていた方だった。ここには自撮りの撮影に来られての帰りだったが、滝まで一緒に行って写真を撮ってもいいと言われた。せっかく 重たい衣装を着て上って来た道だったが、メンバーに見せてあげることが出来てかなり感動した。
ここが黄牛の滝、素晴らしい!
ミストのような滝の飛沫に包まれる。
足場が良くないのに武将はどんどん滝に近づいて行かれた。
滝の風圧、凄まじい音、藍緑色の不気味な滝壺に吸い込まれそう!
決まった!
柳生の大太刀で身構える武将は、主を豊後国直入郡の英傑、岡城主のドン・パウロ 志賀太郎親次様と崇める岡城お出迎え隊の観光ボランティの方だった。
黄牛の滝は不気味ではなく、武将とともに目がくらむほど美しかった。
この感動、誰かに体験してほしいものだ。
竹田市内に到着すると城下町交流プラザに自転車を預けて、城下町を散策しながら昼食を兼ねて、から揚げやとり天が美味しい竹田丸福や、パン屋のカドパンで食べ歩きをした。前回、美味しくてリピートしたかった今勢屋のフルーツサンドと、クローネカフェのバターチキンカレーも食べたかったが定休日で次回持ち越しとなった。土産は但馬屋で当然ながら銘菓「荒城の月」と、竹田名物生長堂「はらふと餅」を買った。
城下町らしくひな人形を飾る店舗も多かった。
楽しみにしていた竹田ホルモンは写真だけ撮って次回に持ち越し。
最後に広瀬神社入口にある桑島さんのご実家の「ことぶきや桑島」の巻き寿司で土産のラストを締めた。
豊後竹田駅の駐車場で輪行袋に自転車を収納した。
久し振りの輪行だったが楽で遠出できるので実に面白い。袋に入れるのが出来ない人や私みたいに苦手の人に対して、次回のツアーではサポートしてあげるという特典があると壁が低くなるかも知れない。
たった2日間だったが懐かしい感じの宮地駅だった。
波野駅からはジェットコースターのような勢いで願成就坂トンネルを過ぎると根子岳と高岳がいい感じで姿を現した。熊本市内から来た人はこのまま乗って帰りたいと言っていたが、旅人になったようなその気持ちは十分分かった。
清永さん、桑島さん、副市長さん、商工観光課長さん、たいへんお世話になり竹田のサイクリングの魅力を十分堪能することができた。この2日間で体験したことをサイクリストのみなさんに伝えていきたいと思う。
特に外国の方には西の熊本城、東の岡城跡というまったく異なる趣きの城は魅力的だろう。宮地駅に到着すると「やませみかわせみ」が発車したが、観光列車が走る豊肥本線を使った輪行やサポートカーの帯同は、海外のサイクリストが求めるサイクリングプランとして提案することができる。加えて宿泊数も長いので、他地域と連携を取ることによって変化をつけたサイクルツーリズムを紹介することもできる。
阿蘇市と別府市、宮崎県高千穂町が中九州広域観光をすすめるために連携をとっている。
訪日観光が再開し、国内観光も活性化する中、それぞれの観光資源を活かした周遊ツアーをつくり中九州地域への誘客につなげるという。その覚書の席で別府の長野市長は「一つの個性、一つの観光資源を、一つの街で回していくだけでは限界がある。九州を面として捉えた広域観光の意義は大きい」と言われた。
私もそうで2019年6月から毎月2回開催している阿蘇満喫ライドは80回を超え、リピータの方が多くて最近どこを走るか悩んでいる。よって今回のような遠征プランはとても新鮮で阿蘇ライドの幅と深さがより魅力的になると思う。ただし、そんなに簡単にできるものではなく、継続して作り上げていくことが基本なので竹田には試走を重ねる。

 

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