コルナゴ部長こと中尾公一さんサイクリングレポート「ワンピース像を巡るサイクリング」

コルナゴ部長のサイクリングリポートです(^^♪今回はワンピース像を巡るロングサイクリングでした。どうぞ↓

2016年4月に発生した熊本地震直後の4月17日、熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏から「必ず助けに行く」という心温まるメッセージが届いた。そして尾田氏は自身の漫画「ONE PIECE」の主人公「モンキー・D・ルフィ」の名義で2016年度に義援金5億円、17年度にふるさと納税3億円を寄せられた。このメッセージを復興に向かう原動力としていくため、「ONE PIECE」と熊本県が連携した『ONE PIECE 熊本復興プロジェクト』が立ち上がった。

2016年には第1弾として、熊本県内でスタンプラリーやラッピング列車など復興プロジェクトが実施され、熊本城マラソンではランナーを「麦わらの一味」が応援し、益城町では『ONE PIECE オリジナル返礼品』が製作され多くのふるさと納税が寄せられた。2017年の第2弾では「ONE PIECE」連載20周年に合わせ、尾田氏と集英社から熊本県内すべての新成人に特別メッセージと記念品が贈呈され、全国に向けても復興プロモーション企画が実施された。2018年の4月には尾田氏のこれまでの功績と復興支援への尽力により熊本県から「県民栄誉賞」が贈呈された。

受賞を記念して2018年11月に熊本県庁のプロムナードにルフィ像が完成。以後、県下の被災地にルフィが結成した海賊団「麦わらの一味」の銅像を設置する「ヒノ国復興編」を展開、2022年7月には10体目となるジンベエ像が宇土市に設置される。

「ヒノ国復興編」のストーリーは、『熊本こと「ヒノ国」に上陸した麦わらの一味は、熊本地震の被害が広範囲に及び、今なお住民が苦しんでいることを知る。そこで船長ルフィが一味の仲間たちに被災地の復興の手助けを指示、仲間たちはそれぞれの特技で被災地の困り事を解決し、復興へのエールを送るルフィのもとでの再会を誓う。』

「ついに始動!「ヒノ国」復興編」

道の駅阿蘇の前にも2019年にウソップ像が設置されており、熊本地震の被災地跡にある9カ所のワンピース像を巡るサイクリングを阿蘇満喫モニターライドとして開催した。

コースは164kmと距離が長いため、18時には戻れるよう集合時間を1時間早く8時にした。道の駅阿蘇をスタートして最初に行くのが南阿蘇村の旧東海大学阿蘇校舎だ。ここは熊本地震震災ミュージアムになっており、公開時間が9時から17時までなので位置的に最初か最後になり、試走の際に最後したら公開時間に間に合わなかったためこの日は最初に行き9時到着を目指した。

阿蘇は田植えのシーズンでいつも静かな農道は賑やかだった。天気は良く風もないので田んぼは鏡のように阿蘇山や外輪山を映し出していた。

ワンピース像巡りの順は、南阿蘇のロビン、高森町のフランキー、西原村のナミ、益城町のサンジ、御船町のブルック、県庁のルフィ、熊本動植物園のチョッパー、大津町のゾロ、そしてゴールが阿蘇市のウソップになる。

予定したコース

ONE PEACE像巡り(決定版) – でのサイクリング 阿蘇市, 熊本県 (ridewithgps.com)

ロビン像(南阿蘇村:東海大学阿蘇校舎)

『地震の被害や教訓を後世に伝承する熊本地震震災ミュージアムとなった南阿蘇村の旧東海大学阿蘇校舎は、全国から集まった約1000名の農学部の学生が学ぶ牧場と農場が一体化となったキャンパスだった。ここには「考古学者」のロビンが駆け付ける。南阿蘇村の「復興」が花開くよう、歴史の語り部として研究を重ね、記憶と教訓を語り継ぐ手助けを行う。』

旧1号館は外壁の亀裂や階段の損傷など地震の凄まじさが当時のまま残されている。

地表地震断層、敷地内には地面の隆起や亀裂、地表の横ずれが保存されている。ここは何度も訪ねたが、東海大学の学生や卒業生の方ではないかと思える若い方をいつも見かける。4月にサイクリングの案内した沖縄の方も、このキャンパスのOBの方で空港から阿蘇まで自走で来る途中に立ち寄られていた。

フランキー像(高森町:高森駅前)

『通院・通学の足である南阿蘇鉄道が寸断された高森町には、「船大工」のフランキーが駆け付ける。海列車を作った師匠トムのように、被災地域の希望となるべく鉄道の発着駅で全線再開への金槌を鳴らす。』

南阿蘇鉄道は2023年夏の全線再開に向けた工事が進んでいる。現在は一部区間(高森から中松駅)において運行しており、ちょうどトロッコ列車が発車しそうだったので次の駅へ急いだ。

「午後の紅茶」のTVCM撮影が行われた見晴台駅。全線再開の日には出演された上白石萌歌さんにこの駅挿入歌の「366日」を歌ってほしいものだ。

長陽大橋からは右に新阿蘇大橋、左に工事中の南阿蘇鉄道の第一白川橋梁が見える。

高森から西原村の途中に立ち寄った建設中の立野ダムが見えるスポット。

ここはそのままダムカードになる。

西原村に近づくと田舎道が走りやすい。

ナミ像(西原村:俵山交流館 萌の里)

『集落単位で被害を受け、コミュニティの再建が課題である西原村には、「航海士」のナミが駆け付ける。ココヤシ村での経験に重ねながら、被災した村のシンボルの風車と全集落の復興に応援の風を送り続ける。』

ここはいつも人が多い。休日はナミ像の写真を撮るのに順番ができる。試走のときに私たちの前の方は目の不自由な若い男性だった。お母さんが付き添って銅像を触らせて、「ここが顔、ここは髪の毛よ」と説明しながら手でナミ像を見られていた。動画や映画で暗記するほど台詞は聞いているのだろう、本物のナミと対面する感動は彼の満面の笑顔で分かった。頭から足までなので時間がかかりお母さんが何度も頭を下げられていた。ONE PIECEの触れる銅像、凄いと思った。

西原村から市内方面に降りて行くとかなり暑くなってきた。

サンジ像(益城町:ミナテラス)

『2度の震度7の地震で給食センターが被災した益城町には、「コック」のサンジが駆け付ける。地元農産物を使い、おいしく温かい給食を作ることで町の未来を担う子どもたちの健康と笑顔を創り出す。』

最も被害が大きかった益城町、観測された揺れの大きさは計測震度6.7で国内観測史上最大となった。6年後、まったく様変わりして広大な運動公園になっていた。ここで昼食にした。近くのパン屋「トレゾール」で買ったパンを体育館の日陰の芝生で食べていると、小学生のサッカー大会があっており賑やかな歓声が聞こえていた。

ブルック像(御船町:ふれあい広場)

『音楽大学に加え、多くの住宅が被害を受けた御船町には、「音楽家」のブルックが駆け付ける。音大生と奏でる復興への応援歌と軽快なジョークで住民の心の復興を後押しし町の明るい復興を目指す。』

ここが一番暑かった。市内方面は阿蘇と違いコンビニが多いので補給ができて体調を損なわず走ることができた。

熊本市内方面に向かう途中に自転車の御守りがある宮司さんがサイクリストの浮島神社に立ち寄った。

防水加工をしてあるので自転車にも付けることができる。

2018年ジロ・デ・イタリアに行った際に、出会った人のプレゼントとして大量に持参したがけっこう喜んでもらった。特にサイクルフォトグラファーの砂田弓弦さんには、10個差し上げたらすぐにカメラバッグに付けられた。

江津湖のサイクリングロードは最高に気持ち良かった。

阿蘇の噴火活動でできた熊本の大地は水を育みやすい性質をもち、熊本市最大の湧水池である江津湖は、日量約57万トン(令和2年)の湧水量がある。

サイクリングロードの右側は熊本市動植物園なのでキリンや象も見ることができる。こんな素敵なコースを引いてくれたのはガイドメンバーのミユキさんだ。

ルフィ像(熊本市:熊本県庁プロムナード)

『熊本こと「ヒノ国」に上陸した麦わらの一味の船長ルフィが、一味の仲間たちに熊本地震被災地復興の手助けを指示! 仲間たちはそれぞれの特技で被災地の困り事を解決し、復興へのエールを送るルフィのもとでの再会を誓う。』

麦わらの一味に熊本地震被災地復興の手助けを指示した船長ルフィは復興を発信し続ける県庁がお似合い。

健軍神社の近くにある「加藤清正公像」

眺めるだけの本来の銅像。

チョッパー像(熊本市:熊本動植物園)

『地震で獣舎が被災した熊本市動植物園には、「船医」のチョッパーが駆け付ける。県外の動物園への避難を余儀なくされた動物たちのケアを行い、来園する子どもたちの笑顔を創り出す。』

江津湖のサイクリングロード折り返してちょっと遠い大津町へ

やっと大津へ到着

ゾロ像(大津町:大津中央公園)

『子どもたちが稽古に励んだ武道場の被災をはじめ生活が一変した大津町には、「戦闘員」のゾロが駆け付ける。剣道が盛んな土地柄を活かして、子どもたちと広場で剣の修行を重ね、地震に負けない町づくりを目指す。』

阿蘇へ行く途中立ち寄った菊陽町にある加藤清正公が作った特別な構造の用水路「鼻ぐり井手」。白川の流域では阿蘇の火山灰による土砂が多く鼻ぐり(地下の穴)を80箇所作った。これは岩の上の方を残して下を刳りぬくことで穴になっており、川底の水は激流となって土砂がかき回され川下に流れるという400年以上前の仕掛けだ。

ウソップ像(阿蘇市:阿蘇駅前)

『住民の誇りである阿蘇の大草原が大きくいたんだ阿蘇市には、「狙撃手」のウソップが駆け付ける。緑(自然)の力を操る道具で、草原の再生を手助けし、住民の誇りと笑顔を取り戻す。』

19時過ぎに道の駅阿蘇へ到着、大津からは車の少ない道の予定だったが、暑くてかなり疲れていたので勾配の少ない57号線を走った。いつもサイクリングする際には景観や走行感がいい所を選んで走っているが、今回のような目的を持ったサイクリングは初めての経験だった。ゴールしてみると制覇した達成感は年齢に関係なくなくなかなかのものだった。

9カ所の銅像を巡った感想は、子供連れのファミリーを中心に多くの方が笑顔で訪ねられていた。特に試走の際のナミ像に触れる目の不自由な方の笑顔はONE PIECE像の新たな魅力のように思えた。それぞれの銅像が設置されているところは6年前の震災の被災地であったことを考えると「ONE PIECE」のパワーを強く感じた。

熊本県下の被災地にルフィが結成した海賊団「麦わらの一味」の銅像を設置する「ヒノ国復興編」は、尾田氏が一番心配された被災地の子供たちに元気を与えていた。今後は外国の方を含めて多くの人に訪ねてもらえれば、経済や観光で大きな後押しになり、風化防止や伝承にも効果があると阿蘇で熊本地震を経験した立場から強く感じた。

「〜ONE PIECE熊本復興プロジェクト3rd〜」

「復興応援ありがとう動画」

 

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