リスクマネジメント講座に行って

 みなさんこんにちは。春眠暁を覚えずの研修生の石田です。今日は牧野ガイド事業の中のリスクマネジメント講座について紹介します。牧野でのアクティビティを楽しむには危険も隣合わせです。そこで負傷者の対応の仕方や対策について学びました。

 参加者は5名。ほとんどの人が牧野でのアクティビティの経験者でした。中には午前中に自転車からこけたといった人もいました。

 私は牧野でのアクティビティの経験はありませんが、学科の実習で草原の上で写真を撮ったり将来の夢を叫んだりしたことがあります。そこでも、危険は隣合わせです。特に私はアレルギー持ちなので、草まけや虫刺されには敏感です。また実習のタイミングが夏であることが多いので、水分補給することはよくありますが、冬になるとあまりのどが乾かないので水分補給はあまりしませんでした。しかし今回の講座を受けて冬でも水分補給の大切さ、油断しないこと、一人だけでなくチームで動くことの大切さを学びました。

 まず、ケガをしないための対策として講師の方は次の3つの言葉を上げました。

  • コミュニケーションをとること
  • リスペクト(力を引き出す)
  • イメージすること   

 まずコミュニケーションは、アイディアを出しながら行うことで、ケガを防止したり万が一ケガをしてしまったときには、対応ができるといったことです。

 次にリスペクト(力を引き出す)ことは、人が持っている力をよりよく使うこと。

 最後のイメージは出会ってから今に至るまで、人の特性を理解し今後起こりうる出来事を予測する(イメージする)ことを言います。

次に万が一起きてしまった場合についてです。

自転車をこぐときに危険は隣合わせです。骨折・脱臼・挫傷・シャリバラなどがあげられます。また水分不足などによる脱水症状や熱中症の発症も考えられます。そこで、安全に牧野ガイドをするために「もしも」のことがあったときの対応の仕方について学びました。

項目は次の通りです。

  • 骨折した時の対応。
  • 顔面から横転した時の対応
  • 気分が悪い時の対応(のちに意識がなくなる)
  • 簡易的な担架の作り方

です。

順番に紹介していきます。

  • 骨折した時の対応です。

どのケガをしたときもそうですが、まずはどの部分が痛いのかの確認が必要です。次に対応します。

・バンダナまたは三角巾

・板

があれば応急手当ができます。

  • 顔面から横転した場合

 頭から落ちるととてもこわいですね。まずは意識の確認が必要です。意識がある場合は痛い場所を聞き、確認をします。ガーゼやバンダナで頭を押さえながらゆっくり起き上がります。そして患部に付着している土などをティッシュで落としガーゼで患部を押さえながらバンダナや包帯などで固定します。

  • 気分が悪い時の場合(意識がない場合)

 時々気分が乗らない時がありますね。それはなにかの前兆かと思います。まず声かけをしてどうしたいのか、どのようにきついのか聞きます。ここで病院に行きますか?と聞くのもポイントです。意識が遠のいていく場合は、単純な質問で意識の確認をします。

例えば

「今日は朝ごはん食べましたか?」

「自分の名前言えますか?」

「好きな食べ物はなんですか?」

                    など質問をするといいですね。

 意識がない場合は、お腹を見て5~10秒間心拍を見ます。なかなかない場合は、まず救急車を呼びます。そして救急車が来るまで胸骨圧迫を行います。近くにAEⅮがあればAEⅮを持ってきて電気ショックを行うことが必要です。

救急車が来たら、救急隊員に任せるようにしましょう。

  • 簡易的な担架の作り方について

 けが人を運ぶときは、担架があると便利ですね。そこで、簡易的な担架の作り方や棒がない場合のけが人の運送の仕方について紹介します。意外なアイテムで運送することができるんですね。

 こちらはリュックサックです。サイクリストやランニングされる方、登山される方はよく持っています。このリュックサックでなにができるのか。リュックサックでけが人を運搬できるんです。

 実際にやってみた方からは、思った以上に軽いという感想をいただきました。また立ち上がる時や座るときは、他の人の手を借りてすることが安全ですね。

 次に簡易的な担架です。もしその場に長い棒があったときは、袋の端っこに二つ穴をあけ棒を通します。3袋ほどあるといいですね。服でも対応ができます。

このように応急処置を学んでおくことで、万が一の時の対応ができます。安心・安全に牧野ガイドをするときには適切に対応することも大切ですが、チームで連携することが大切です。

最後に…

 虫さされの時の対応を紹介します。夏場になり牧野に入ると蚊や害虫はさけられません。その時には、ムヒや虫さされ対応の薬があると気持ちよく牧野を楽しむことができます。

 また、冬は喉が渇きにくく水分補給することがありませんが、冬こそ水分補給をするべきです。ちょっとした油断が大きな事故を招くこともあります。しっかり水分補給もするようにし、楽しんでください。明日のブログには、その水スポットについても紹介しますので、ぜひ読んでみてください。

 

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