コルナゴ部長の阿蘇サイクリング~木落ロードと合戦群の道~

フリーペーパー「あかうしのあくび」連載3回目の今回は、多くのサイクリストに親しまれたラピュタの道を彷彿させる峠道「木落ロード」と、その先の阿蘇らしい草原の中を通る「合戦群(かしのむれ)の道」の紹介です。

阿蘇カルデラの雄大な景色を眺める道のひとつに北外輪山の尾根を辿るミルクロードがあります。阿蘇神社や内牧温泉がある阿蘇平野からミルクロードへ上る道として西側から、二重の峠の県道23号、熊本地震で通れなくなった狩尾峠の通称ラピュタの道、大観峰の麓を通る国道212号、小嵐山の木落ロード、国造神社の道、そして県道11号のやまなみハイウェイがあります。

この中で眺めが良く、通行する車両が少ない峠道が、大規模な崩壊によって復旧の予定がないラピュタの道と、同じように主に農耕車両が通る木落ロードの2つであり、阿蘇平野とミルクロードを結ぶ一般車両やバイクがほとんど通らない自転車向きの静かな道として木落ロードは貴重な存在です。

5世紀から6世紀に作られた中通古墳群が、県道213号線沿いの小嵐山上り口になる木落ロードの目印になります。この道は2016年4月の熊本地震により、がけ崩れ等で通行止めになりましたが、2019年4月1日に開通し、修復されたところは荒れたセメント道からきれいなアスファルト舗装になっています。しかし、ブライドコーナーが多く、道も荒れている箇所が多く下りはとても危険であるため、私たちの申し合わせでは上り専用のルートにしているのでご協力をお願いしたいと思います。



 県道213号とミルクロードを結ぶ木落ロードの全長は7.7km、上り始めは木々に覆われ視界はありませんが、やがて阿蘇平野や阿蘇五岳を右に左に見ながらラピュタの道のようなつづら折りの坂を上り、平坦なったところが阿蘇五岳を一望する頂上としています。3.9kmまでが上りで平均勾配は6.6%、ミルクロードまでは多少アップダウンがある3.9kmで草原や牧場の中を通り、砂利や砂の区間もあるので注意が必要ですが、一般のクルマはほとんど通らないため雄大な牧場の景色を楽しんで走ることができます。


 終点のミルクロードからその下を通ると合戦群の道になります。ここは地平線まで見えそうな広大な草原を通る道で、たまに農耕車両が通るくらいで、放牧の牛を眺めたり野鳥の鳴き声を聞きながらじっくりサイクリングに集中して楽しむことができる5.7kmになります。草原を抜けると下りになり集落の中は特に注意して走行します。終点の県道40号に出たら左が満願寺・南小国方面、右に6km行けばやまなみハイウェイに出て、瀬の本や産山方面と多様なサイクリングルートが出来ます。

 阿蘇平野から木落ロードで北外輪山に上る魅力は、貸し切り状態での走行と、誰もいない頂上での爽やかな風、それに阿蘇五岳を見ながらの達成感です。合戦群の道も貸し切り状態での走行と、静かな草原で満たされる解放感でしょう。この2つの道は四季を通じて、自転車でこそ楽しめる魅力に溢れています。

■木落ロード 距離7.8km 平均勾配+4.0%
■合戦群の道 距離5.7km 平均勾配-2.6%

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