コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「一目山牧野と小国ライド」

道の駅サイクルアドバイザーの「コルナゴ部長」こと中尾公一さんからサイクリングレポートが届きました。
晴天の下、「一目山牧野と小国ライド」を満喫されてます。

小国町のサイクリングの魅力を知ってもらうために、一目山の牧野を試走するライドに阿蘇満喫ライドも参加させていただき、普段は立ち入ることができない牧野道を走って、大観峰から見る同じ山容の阿蘇五岳を200m以上も高い一目山風力発電所からの眺めと、2020年7月の豪雨から復興の道を歩む杖立温泉の「鯉のぼり祭り」を見てきた。
小国町の佐々木さんが企画された小国町ライドは、呼びかけられた弱虫ペダルの愛好家の方と合同で開催され、事前に許可を取った小国町役場の駐車場に集合してスタートした。コースは、いもんころキャンプ場→一目山牧野ゲート→一目山牧野→木魂館(昼食)→下城滝→杖立温泉→小国町役場という一目山牧野のみ上りがあり、走行距離47km、獲得標高1200mと距離の割には上りがあることからも牧野の頂上となる一目山風力発電所まで急勾配が続くコースになった。

一目山牧野入口

一目山牧野は下城さんや私が「ひとめやまぼくや」と読んでいる。正式には「上田第1地区牧野組合」であり、「一目山」は地元では「いちもくさん」と読まれ、これが一般的のようだが「ひとめやま」とも読まれている。

 

ここから先は通常はゲートがされていて、放牧中は口蹄疫等の伝染病予防のため立ち入りが制限されている。 この時期は野焼きが終わったあとで放牧されてないため、佐々木さんが管理者の了解を得てゲートを解放し通行した。すでにここまでかなりの上りだがこれから先が更に厳しい上りが続く。よって佐々木さんはサポートカー出して自信のない方は車で行かれた。

ゲートを抜けると空が開けた。

そして牧野道らしい峠道になった。

壁のような山の稜線に電柱が並んでおりそこまでがキツイ。

壁に到着

その後ろには荒れたセメント道の上りがあり、その先の電波塔(写真右奥)のところまで行ってみた。

上から見るとこういう景色、正面に風力発電の風車が5基見える。

上ってきた側

反対側

右側にあるのが電波塔、中央には阿蘇五岳が見える。

更に上った景色、右隅に小さく電波塔が見える。

風車に近づいた。

一目山牧野の頂上に到着、風も無く穏やかだ。

標高1166m。この牧野からのパノラマは圧巻!

大観峰から振り返ると、ここを示す風車が5基見えるように、大観峰からと同じ阿蘇五岳に見える。違うのは高岳の麓に街並みがかすかに確認できること。それは阿蘇駅付近、そこまで見下ろすことができる。

昼食の時間もあるので下ることにした。

道は荒れており石も転がっているので下りは要注意。

木魂館到着。

びっくりしたのが広場を埋め尽くすテントの多さ、それも大型ばかり。

江藤館長に尋ねるとファミリー層をターゲットにしているため大きさに限らずに1張3000円。キャンプの楽しみと言えば焚き火だが、焚き火台があれば利用可能で薪も販売されている。

「ごはん処北里バラン」で昼食。

正直、この手の施設にはあまり期待はしていなかったが、「フキ味噌」に目が入って「フキ味噌豚焼き定食」迷いもなく速攻で注文、人数も20名弱の団体だったので待たされる覚悟だったが意外と早く運ばれてきた。

 

見た感じ普通、でもフキ特有のいい香りがして一口・・・
すると、前文取り消し!
ご免なさい、お恥ずかしい、ゼロ視点ではなかった。美味しさにびっくりだった。

芳香と苦みが命のフキがフキとして豚肉に絡んでいた。フキ味噌の苦みはやんわりと豚肉の旨味を引き出し素朴な春の淡い味にも感じられ、甘味と香りがありふっくらと柔らかく粘りも後を追う北里バランの上質なご飯に絶妙に合い、久し振りに昼飯で幸せな気分になれた。

私の場合、目一杯走った後は味覚が変わる。その日の夕食には刺身は食べたくない。野菜料理にも箸が進まない。やはり肉である。午前中がヒルクライムで結構激しく走ったので余計に美味しかったのかも知れないが、よくご一緒する「お菓子教室ADU-kitchen」を主催するあづささんも同じものを頼まれて、「こんなフキの使い方知らなかった」と美味しさに感動されていた。

豚肉は当地の小国豚、清潔に育てられたのだろう。豚肉で一番美味しいと結論づけている菊池の走る豚は別格として、同じく菊池の上質な地下水と、もろ味を飼料に混ぜて育ったもろみポークに匹敵する美味しさだった。フキ味噌豚焼き定食、まことに秀逸だった。

安くて美味い物食べると元気が出る。下城滝の新しくできた展望スポットと石畳みの河原を散策して杖立温泉に向かった。

杖立温泉、杖をついてやってきた人が、この地で湯治したら健康を取り戻し、帰る時には杖なしで済むということから名づけられたものとされ、弘法大師、空海が詠んだこの短歌が温泉名の由来になったという。

「湯に入りて 病なおれば すがりてし 杖立ておいて 帰る諸人」

4月1日から始まった杖立川の空を泳ぐ3500匹の「鯉のぼり祭り」は5月6日まで開催されている。全国で河川をまたいで鯉のぼりを泳がせるイベント行なわれているが発祥の地はここ杖立温泉だ。実は私の家から杖立まで車で1時間と近いのにこの祭りを見るのは初めてだった。最近、田舎でも見ることが少なくなった鯉のぼりだが、この日はちょうど良い風があり元気に泳ぐ姿は壮観だった。

小国・南小国方面をサイクリングする際のベースには木魂館がおすすめだ。お得な宿泊施設、レストラン、温泉、キャンプ場があるので遠征の条件は揃っている。付近のコースとしては、木魂館から杖立温泉まで約12kmなので、下城滝などを散策しながらの軽いサイクリングや、アップダウンが連続するファームロードで、集落が湯煙に包まれるはげの湯に隣接した西里地区は自転車で行ってこそ必見の価値がある。ミルクロードまで20km、少し距離を延ばせば九重、瀬の本、日田方面もエリアとなる。

日帰りの場合は事前に了解を得たら駐車場の利用もできるとのことなので、サイクリングの後は木魂館の温泉でさっぱりして帰るのもいいだろう。

木魂館
住所:熊本県阿蘇郡小国町北里371-1
TEL:0967-46-5560
https://manabiyanosato.or.jp/mokkonkan/

 

 

 

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