コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました✨
「ツール・ド・九州」の山岳コース復活を祝い、奇跡の晴天に恵まれた81kmの応援ライド🌞
前夜の大雨から一転して晴天に恵まれた6月28日、九州各地から集まった6名とともに、箱石峠の山岳コース復活で大注目の「マイナビ ツール・ド・九州2026」大分・熊本ステージのコース清掃と試走を実施⛰️
宮地駅での清掃後は、サポートカーに運んでもらった「豆の木」の激旨カレーパンやいきなり団子で身軽にエネルギーを補給しつつ、牛馬が放牧される町古閑牧野や池山水源、ディープな久住滑空場などの絶景ルートを快走🚲💨
道中では隠れキリシタン伝説の地名に歴史の浪漫を感じ、後半は「阿蘇の森」で甘美な焼きトウモロコシ🌽や特製ホットドッグ🌭を味わいながら、全行程81km・獲得標高1,458mのドラマチックな一日を満喫しました🌟
ぜひご覧ください🎵
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阿蘇満喫ライドで「マイナビ ツール・ド・九州2026 応援ライド」を開催しました。
梅雨の真っただ中で、前夜、阿蘇地域は大雨に見舞われましたが、6月28日は奇跡的に晴天に恵まれました。当日は、熊本から3名、福岡・長崎・大分から各1名の参加者を迎えて、大分・熊本ステージの一部を走行するとともに、コースとなる道路の清掃活動にも参加していただきました。

過去3大会は「熊本阿蘇ステージ」として、南小国町の瀬の本をスタートし、周回コースを経て南阿蘇村役場にゴールするコースでした。今年は「大分・熊本ステージ」となり、大分県豊後大野市をスタート。竹田市から例年のスタート地点になる瀬の本まで上り、やまなみハイウェイから箱石峠を越えて南阿蘇村役場にゴールする、周回のないラインレースになりました。

道の駅阿蘇をスタート後、宮地駅へ向かいました。駅前に自転車を置き、道の駅阿蘇のスタッフに車で運んでもらったゴミ袋やゴミ拾いばさみを受け取って、国道57号線と豊肥本線を横断するコース付近で清掃活動を行いました。参加者の皆さんは黙々と、そして手際よくゴミを拾われていました。

清掃活動で使用した道具や集めたゴミ袋は、道の駅阿蘇のスタッフに回収してもらいました。その後、コギダス協議会(阿蘇市)から参加者の皆さんへ提供してもらった補給食を受け取りました。

用意してもらったのは、パネトーネで有名な「豆の木」さんのカレーパン。豆の粒感が残ったカレールーは味わい深く、揚げたパンの食感も絶妙で、商品名の「激旨」に偽りなしの美味しさでした。道の駅阿蘇で販売されているとのことで、またぜひ購入したいと思える一品でした。

もう一つは、熊本の郷土料理として親しまれている森万十さんの「いきなり団子」です。サツマイモとあんこが入っており、ほどよい甘さと食べ応えがあるため、ライド中の補給食としてもおすすめです。
どちらも大変ありがたい補給食でしたが、この二つを受け取るとすぐは食べないので運ぶことに少し問題があります。サイクルジャージのバックポケットには、すでにスマホや財布、手持ちの補給食などが入っており、無理に入れるとパンや団子が潰れてしまいそうです。では、どうしたのでしょうか。

宮地駅で受け取った二つの補給食は、道の駅阿蘇の下城さんが、大きなバッグを備えた通勤用の自転車で運んでもらいました。そのおかげで参加者の皆さんは、身軽なうえにそれぞれが食べたいタイミングで必要な補給を取ることができました。そういえば昨年もこのスタイルでお世話になったことを思い出しました。

箱石峠は、阿蘇らしい雄大な景観を楽しめる場所として、最初の大会ではKOM区間を含むコースに設定されていました。そのためには、この日清掃活動をした交通量が多く宮地の街中になる仙酔峡入口交差点で国道57号や豊肥本線の踏切を横断することから、国道57号は一時通行止めにしなくてはなりません。そのため車の渋滞による地元への影響が最初の大会で恐らく問題になって、箱石峠が外されたのではないかと推察していました。

そこで2回目と3回目は、産山や波野の車の通りが少なく、人通りが全くないところがコースになって、本来の阿蘇カルデラの魅力があまり伝えることが出来なくなっていました。
ところが今年は「地元への影響」というリスクを負って、阿蘇神社の目の前を通って日本三大楼門である阿蘇神社の楼門を見ながら通過し、箱石峠にアタックするコースが復活したのはどのような理由があるからでしょうか。そこが興味あるところです。

今年は再びこの雄大な山岳コースが復活することになり、空からのヘリコプター映像がSNSなどを通じて全国、そして世界へ発信されることで今後の阿蘇観光にもつながっていくものと期待します。

今年はどこで観戦するかが大きなポイントです。
2023年は南阿蘇村の周回コースで観戦し、一部の方は移動して久木野でのゴール観戦も行いました。2024年は、私は外国人の皆さんを案内するツール・ド・九州観戦ツアーのガイドを務めていたため参加できませんでしたが、応援ライドでは一の宮のスプリント区間や阿蘇神社付近で観戦した後、南阿蘇村へ移動してゴールを見届けたそうです。

2025年は、周回コースの「幸せの一本道」で素晴らしい写真や動画を撮影しながら応援し、その後、南阿蘇村へ移動してゴール観戦を行いました。今年は周回のないラインレースのため、観戦場所は基本的に1カ所に絞ることになります。そうなると、平地では選手たちが一瞬で通過してしまうため、スタート地点やゴール地点、あるいは上り区間での観戦が候補になるでしょう。

大分・熊本ステージで上り区間といえば、竹田から瀬の本までの区間、もしくは箱石峠の上にある町古閑牧野展望所付近が候補になるでしょう。道の駅阿蘇を起点に考えると、距離的にもアクセスしやすい町古閑牧野展望所付近が最適ではないかと思います。その後、ゴール地点へ移動するのは現実的に難しいため、観戦後は265号の通行規制が解除されるまで待つか、コース外の道を使って産山方面へサイクリングする流れになるでしょう。
2018年に開催した「実体験♪劇場版弱虫ペダル~コルナゴ部長と行く~阿蘇天空ライド」の際に、Masaya Furukawaさんが町古閑牧野から撮影された動画があります。観戦場所の雰囲気を知る参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

そんな想定をしながら町古閑牧野の道で道の駅波野を目指しました。

牧野の道は展望所から57号まで5.5km、実に楽しいサイクリングになります。

牛馬が放牧されている町古閑牧野には、放牧地から外へ出ないように金属製のローラーが設置されています。このローラーを自転車でそのまま通過すると、パンクや落車につながる危険があるため、必ず自転車を降りて押し歩きで通過します。それに、シューズがSPD-SLの場合は足元が滑りやすいため慎重に歩く必要があります。

ここは眺めのよい場所なので、少し立ち寄ることにしました。
国道57号に出ると、道の駅波野までは下り基調の道が続き、一気に到着しました。ここでトイレ休憩を取り、補給食としておにぎりなどを購入しました。その後は池山水源を経由し、ヒゴタイ公園からグライダー滑空場へ向かいます。上り返しでは、くじゅう高原地ビール村の前を通り、来た道を戻って千羽鶴鹿公園付近に出て、やまなみハイウェイを下るルートになります。

今回のコースでは、12時頃に昼食を取れる場所がないため、いただいた補給食を活用しながら走る計画にしていました。昼食は13時過ぎに阿蘇やまなみ夢広場のうどんの予定で、ブリーフィングでもその点を案内していたため、参加者の皆さんも各自で補給食を持参されていたようでした。こういった食事のコントロールもサイクリングの面白みではないでしょうか。

右は久留米の久木原さんです。福岡県サイクリング協会理事長を務めておられ、「ツール・ド・九州の佐賀・福岡ステージ」の魅力について話してもらいました。唐津をスタートし、糸島を経て、ゴールはなんと天神とのこと。いよいよツール・ド・九州も、都市マラソンのように多くの人が観戦しやすいイベントへと成長してきたように感じます。長崎クリテリウムは佐世保駅や商業施設「させぼ五番街」周辺を周回するコースで、宮崎は宮崎県庁前がゴール、大分・熊本ステージは箱石峠が復活しましたし、豊後大野市役所をスタートするなど、各地で観戦しやすいコース設定になってきました。

UBUYAMAPLASEからヒゴタイ大橋を渡り、しばらく走って右折し南小国波野線へ。ここで「焼きアーモンドカフェDABERIBA」が空いていればハンバーガーもいいなと思いましたが、この人数だとかなり時間がかかりそうなので諦め、オムライスが美味しい山水亭に期待しましたが、店の前を通るといつものように大型バイクがずらり並び入口には「満席」の看板。予定通りのスケジュールにしました。

池山水源には、トイレ休憩と水の補給のために立ち寄りました。
道路標識を見て、ここが「田尻」という集落であることを知りました。先日、江戸末期に南小国の臼内切(うすねぎり)村で起きた、肥後細川藩によるキリシタン虐殺についてのレポートを書いたばかりでした。一夜にして村が消滅したと伝えられる出来事です。
その日、たまたま里帰りしていた母親と4歳の息子がいて臼内切村の生き残りがいたと伝えられていました。のちに息子・泰次郎の墓が見つかりました。その母親の里が、産山村の田尻でした。臼内切村までは約10㎞の距離なので、二人は実家まで歩いて里帰りしていたのかもしれません。この事件のことは地元の方でも知る人が少なく、記憶は少しずつ薄れていきますが、地名は今も残っています。今回、田尻という地名に出会ったことで、その歴史をあらためて思い起こしました。

池山水源から先は、樹々に覆われた道の厳しい上りが続きます。やがて視界が開けて草原の景観が広がると、勾配も少し緩やかになり、産山の牧野の緑がまぶしいほど美しく見えてきます。昨年、応援ライドで訪れた時には、野外劇場「TAOの丘」から太鼓の音が響き、この情景をさらに印象深いものにしていました。

国道442号に出ると、すぐにこの看板があります。ただ、この状態では少し見えにくいのですが細い道に右折するところが久住滑空場、正式には日本学生航空連盟久住滑空場の入口です。ここから約3.7㎞の下りになりますが、路面が荒れている箇所もあるため、車間距離を十分に取り、安全に注意しながらのダウンヒルになります。

やや加工した写真です。「阿蘇付近で最高のサイクリングスポットを教えて」とAIに尋ねたとしても、はたしてここを紹介してくれるでしょうか。ここまでディープな情報までは、なかなか持ち得ていないかもしれません。ここの入口となるのが竹田から瀬の本まで走る国道442号、ツール・ド・九州のコースです。そこで少し寄り道して、私たちがこの日走ったコースを取り入れれば、阿蘇・くじゅうエリアの印象は間違いなくより深いものになると思います。

滑空場である草原のど真ん中にグライダー格納庫があります。ここに自販機があるのが驚きです。

同じ道をそのまま上り返すだけでは面白みに欠けるため、すぐ横にあるくじゅう高原地ビール村の前を通るルートを選びます。実はこの道は、滑空場へ向かう道よりも約1㎞長く、約4.7㎞の上りになります。日陰が全くなく、容赦なく太陽が照り付けるため、水分補給がとても大切です。そのためにも、滑空場の自販機でボトルを満たしておくと安心です。

やまなみハイウェイを下って昼食を予定していたうどん店「阿蘇やまなみ夢広場」に下城さんが確認に行くと、閉店時間に近いためこの人数での利用は難しいとのことでした。そこで待機していた「阿蘇の森」で焼きトウモロコシやホットドッグにしました。コギダス協議会から提供してもらった補給食や各自の補給食のおかげで、空腹感はなかったのでこのくらいで十分でした。それにここから先は下ってゴールするだけです。

「阿蘇の森」のオーナーはトウモロコシ農家さんなので、まさに生産者直売所といえる場所です。お土産用として5本1,500円で販売されていますが、物価高騰が続くなかでも、ここ数年は同じ価格を維持されているようです。トウモロコシは鮮度が何より大切で、朝収穫したものを味わうことが美味しさの秘訣です。その点でも、ここなら安心して購入できると思います。

生でも食べられるこのトウモロコシの品種は「ゴールド90」。焼くことでさらに甘さが引き立ち、そこに甘じょっぱいタレが加わると、疲れた体にしみ込むような美味しさになります。これで400円というのは、かなりお得だと思います。

アメリカに長く滞在されていた森さんのホットドッグも人気です。一見すると普通のホットドッグのようですが、随所にこだわりが隠されています。炭火で焼いたソーセージは香ばしく、肉汁もたっぷり。その奥には、黄色や白の自慢の甘いフルーツコーンの粒が詰まっており、「阿蘇の森」ならではの絶妙な美味しさを楽しめます。

絶景の箱石峠、広々とした産山の牧野景観、そしてグライダー滑空場からやまなみハイウェイへと続くダウンヒル。梅雨の晴れ間に、見どころ満載のライドとなりました。この時期は私を含め、皆さんもあまり走り込めていないこともあり、走行距離81㎞、獲得標高1,458mのコースは、心と体にちょうどよい刺激になったのではないかと思います。
来月の応援ライドは、国道57号で竹田市へ向かい、国道442号からツール・ド・九州のコースをたどって、瀬の本からやまなみハイウェイで戻るルートを予定しています。走行距離は67㎞、獲得標高は1,533mです。ランチは、竹田といえば「竹田丸福」。ここの唐揚げやとり天は絶品ですが、午後から瀬の本まで23㎞、790mの上りが待っていますので、食べ過ぎは禁物です。
30度を超える暑さを想定すると、足攣りや強い疲労感、熱中症を防ぐためにも、こまめな水分補給が欠かせません。汗は体重にもよりますが、1時間に500mlから1リットル出ることもあるため、それに見合う量の水分を10分ごとに少しずつ補給し、あわせてミネラルと糖質の補給も忘れないようにしたいところです。こうした準備を整えながら、「マイナビ ツール・ド・九州2026」を盛り上げるために、ぜひ一緒に走りましょう。
