コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました~
令和8年最初の阿蘇満喫ライドを開催し、仙酔峡から阿蘇にある七社を巡られたライドです。ご覧ください
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1月10日、今年初めての阿蘇満喫ライドを開催した。
天気予報では強風の上、かなり冷え込むとのことだったが2名の参加者と予定通りのコースを走ってきた。阿蘇の初走りはやはり峠、選んだのは車が少なく標高もそれほど高くない仙酔峡。その後は、阿蘇神社、国造神社、隼鷹天満宮の三社に加えて、初夢祈願として宝くじが当たることで知られている福の神大黒天、これに隼鷹天満宮の途中にある阿蘇打越神社、内牧菅原神社、産神社を加えて七社めぐりの安全祈願のライドとした。

阿蘇の厳冬期をロードバイクで走るには、まず時間帯として気温が上がる10時から底冷えが始まる15時までとしている。コースは標高700~900mが連続するミルクロードや、瀬の本方面は寒いので外して、今回のように阿蘇谷だったら外輪山の麓や箱石峠から南阿蘇方面が無難だ。
それとウエアだが、超寒がりの私は肌に合うアソスを選んでいる。値段はそれなりだが、年齢と経験による仕事着として節約と投資のバランスを取っているつもりだ。アソスはスイスブランドで初冬から真冬の時期に向けて最適な「WINTER」の製品と、真冬から厳冬期に向けて最適な「ULTRAZ WINTER」の2段階の製品が存在する。
WINTERが目安としてカバーする気温は―4℃~8℃、ULTRAZ WINTERが―6℃~6℃となっているが、欧州の方の耐寒性を目安にしているので、私の場合WINTERは2℃まで、ULTRAZ WINTERが0℃までが実際着用しての感想だ。
欧州の方を冬期の阿蘇サイクリングに案内して彼らの薄着姿や雨にも強い耐寒性は知っている。私とは間違いなく耐寒温度が6度は違う。なので自分のウエアでカバーできない寒さには、上はダウンパーカ―、下はタイツを加えて走るようにしている。また、暑くなって脱いだり、下りや昼食後にまた着たりするため、簡単に取り入れができるリュックやフレームに付けるバッグ類も厚着の場合セットになるだろう。

仙酔峡は久し振りの峠道の上に真正面からの強風で手強かった。曲がり角では横風に煽られるので間隔を取ってマイペースで頂上を目指した。最後の左カーブを曲がってから厳しい上り坂が始まるが、そこから高岳から吹き降ろす強烈な風に停まる寸前だった。

やっと仙酔峡に到着。
参加された福岡の高巣さん、熊本の近松さん、それに私もだが、前日までは天気のことで不安(寒いと嫌だな)があったが、雲の切れ間から垣間見える冠雪した高岳と、青空に照らされる阿蘇谷を眺めていると、「来て良かったですね」と脳裏に現れた悪魔のささやきに打ち勝った喜びを分かち合った。

眺めも良かったが冷たい強風だったので長居は禁物、早々に下ることにした。

名残惜しい仙酔峡は道の駅阿蘇から8.5km 獲得標高419mと気軽に上れる阿蘇の峠になり、5月中旬のミヤマキリシマの時期が混み合うがそれ以外は車が少なくトイレもあるのでサイクリングにおすすめだ。

仙酔峡のすぐ下にあり、阿蘇谷やミルクロードのどこからでも見える白い建物は、阿蘇市坂梨出身の日本妙法寺の藤井日達聖人が平和祈願として1967年に建立された仙酔峡仏舎利塔だ。昨年、白く再塗装されたので高岳の中腹にあるためひときわ目立つようになった。日本の方もだが外国人も「あれは何なのか、なぜそこにあるのか」と必ず訊ねられるが、この程度の返事しか出来ないのでみなさん戸惑われる。

こんな景色を見ながら一本道を下り阿蘇神社へ。

阿蘇神社到着、外国人で賑わっていた。

参拝行列に並んで祈願、おみくじは大吉、北東に光がありそうだ。

そのおみくじは、阿蘇神社御神紋蒔絵シールが入ってこのような説明が書かれている。
「蒔絵とは器などの上に漆で文様を描き、その上に金銀粉などを固着させ磨いたものです。この日本独自の工芸を蒔絵シールにしました」 となかなか見栄えがするシールだ。
そして、赤い字で、
「耐久性にすぐれたシールです。一度貼れば。はがせません。ご注意ください」とあるので自転車のフレームに貼るには覚悟が必要、色は5色あるが選ぶことはできない。

ランチは阿蘇神社近くの青空食堂。
チキン南蛮はかなりのボリューム、どんぶりご飯は山盛りで、今の時代うれしいことだが私には多すぎた。

しあわせの一本道から国造神社へ

幸せの一本道が合流する横に古墳があった。
迎平古墳群、別名七ツ塚とも呼ばれ、以前は円墳が七基あったという。消滅した六号墳からは大和朝廷との強い結びつきを示す画文帯環状乳神獣鏡が出土している。時期は五世紀後半、小嵐山入口の中通古墳群とほぼ同時期から継続する古墳群と考えられるという。

二社目の国造神社は参拝者が15名くらい。

三社目は福の神大黒天。
平成7年、地蔵のような姿の石仏がここから出土し、350年くらい前の大黒天と判明、両手にしているものは現在の宝くじに当たる「富くじ」だったことから、「宝くじを握る石仏」ということでご利益を求める参拝と当選のお礼参りが多いそうだ。ここで高巣さんはネットでtotoを、近松さんも何やらポチっとされて参拝されていた。
また、湧き水を利用した水場もあり、年2回の点検整備と年1回の水質検査を実施されているので安心してボトルの水補給ができる。

続いて内牧商店街近くにあり隣通しの阿蘇打越神社と内牧菅原神社で五社

左が阿蘇打越神社で右が内牧菅原神社、地域のみなさんの通過儀礼として親しまれているようだ。

六社目は産神社。
神社の脇にはグランドゴルフ場や昭和感漂う遊具があり、いずれもきちんと整備されていることから、地域のコミュニティにとって憩いと交流の場になっているようだ。

最後の七社目は隼鷹天満宮。拝殿の右には滾々と湧き出る外輪山の伏流水に満たされた泉水は紅葉の季節が素晴らしい。1年間事故なく楽しいサイクルライフを過ごせることと、家族の健康を七社めぐってお参りしたが何となく気持ちが晴れたようになった。
ここから帰路は阿蘇谷を縦断する直線の農免道路7kmを走った。隼鷹天満宮までずっと向かい風だったが、農免道路に入った瞬間、強烈な追い風で風切り音もなくグングンスピードが出た。40km巡行でもまったく疲れない。近松さんは47cのタイヤを装着したロードタイプのE-Bikeなので24kmを超えるとアシストがないはずだが、疲れた様子もなくピッタリと後ろに付かれていた。
そこでスピードを上げて48kmになったが私たち3名は弾丸列車のように前へ、前へ突き進みその快感に浸った。正直、寒さに怖気づいたこの日、阿蘇を走らなかったら充実感はなかった。走ると決めたら後悔しないためにも走る、七社の教えはそれに尽きることだった。
