コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました！！
11月24日（月）に南阿蘇にあるサイクルピットぐるりで開催したマウンテンバイクライドのレポートです。
11月24日、南阿蘇村の「サイクルピットぐるり」のマウンテンバイクパークで5名の参加者を迎えて阿蘇満喫マウンテンバイクを開催した。このマウンテンバイク（MTB）のイベントは、各地のMTBパークや阿蘇で草原を意味する牧野（ぼくや）をフィールドにしており、MTBパークの場合は、好きな時に好きなだけ走って、あとは持ってきた椅子やテーブルでくつろぎ、食事やデザート、珈琲などアウトドア気分で上級者から初心者まで楽しめるイベントだ。
「サイクルピットぐるり」のオーナーでマウンテンバイクパークを自ら造った山内健生君の紹介とコンセプトについて説明しよう。
『2013年、新潟県にあるマウンテンバイクの専門学校に入学し専門技術を学び、卒業後はプロのライダーとして競技の世界へ。2019年4月から2022年3月まで 南阿蘇村の地域おこし協力隊として活動。『サイクルピットぐるり』では自転車の修理・販売、不定期でローカルガイドツアーやサイクル教室を実施し、マウンテンバイクコースの整備を行うなど自転車を楽しめる環境作りを行っています。』
『マウンテンバイクパークは、自転車に乗れないお子様の練習やライディングスキルを身につけたい大人へのレッスンなども行っています。お客様により良い環境でマウンテンバイクを楽しんでいただけるようコース整備も自ら行っています。きちんと舗装された道ではないので、最初のうちは難しいかもしれませんが、慣れてくると風を切る爽快感が気持ち良くスピードも出せるようになります。車の乗り入れもできるコースは、ショップから2ｋｍほど離れたところにあり、ご友人やご家族とも体験できるアクティビティなので休日のお出かけとしてもご利用いただけます。』
こちらは参加者の方が撮影されたコース動画だ。1周は300～400ｍほどで急な上りや下りはなく、ゆっくり走れば危険な箇所はないが、スピード競うとＭＴＢのテクニックが必要になってくる。
初めての方は山内君が歩きながらコースを説明してくれる。その後、それぞれ間をおいて実走する。
コーナーではどこから入ってどこに出るのか、そのときの目線はどこを見るのか、重心はなどなどスキルを身に付けようと思ったら山ほどあり、少しずつ上手くなっていくのが楽しい。
上野さんは上手、さすがワールドカップ、世界選手権の日本代表メンバーの上野蓮君のお父さんだ。
私はというと、バンクが付いたコーナーのバームは、へっぴり腰で目線はタイヤの先、
怖がって傾斜を利用できていない。
身体は立っている。斜面と水平になるのでは。
元プロライダー山内君の見本、「シャーッ」と豪快な風切音をたて、一瞬で目の前を！
そして山内君の中学生の教え子、ろく君も美しいフォーム、目線はバームの出口を見ている。あとで動画をご覧のほど。
昼食とお茶休憩の時にMTBの最も基本になる8の字走行を、ろく君と山内君が披露してくれた。ろく君はこれを毎日30分、1時間も練習したという。
小回りしたり、ダンシングで回ったりと、たかが8の字だが、されど8の字。
そして8の字の応用編が木の間を抜けながらの追いかけっこ、これもいい練習だ。
続いてジャンプ台
動画だとよくわかるが勢いをつけてジャンプする。
慣れてくるとそれぞれに山内君が指導して上手くなっていく。そこで山内君が足でこそっとジャンプ台の距離が長くしていく。「長くした」というと緊張するからだろう。
山内君の距離と高さ！
素晴らしい！
最後にコースを走ってお腹一杯になったら山内君とろく君の迫力あるバームの攻め方を見学する。
凄いスピードには驚くばかりだ。
よしたまさんもチャレンジ！
山内君は九州以外でもサポートカー付きで1週間程度のガイドもされている。地元にいるときは南阿蘇のサイクリングツアーや、教え子と走ったり小学校でサイクリングスクールの開催など忙しいが、前もって連絡すればマウンテンバイクパークを利用できるし、この日みたいにレッスン付きも可能だ。費用は整備協力金として子供(中学生まで)500円、大人1000円、レッスン料は各自相談。
ＭＴＢのテクニックはグラベルやロードバイクでの走行に応用できる。特に緊急時の対応は絶対役に立つので、レッスン料があったとしても身の安全と考えたら安いものだ。
MTBのレンタルは種類やサイズは限りあるが、出来るそうなので事前に連絡すれば対応は大まか可能だそうだ。レンタル料は大人1500円、子供（中学生まで）500円で対応されているので、これからMTBを視野に入れている方は是非試されたらどうだろう。ウィンターシーズンが待ち遠しくなるのは間違いない。
