コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「今年最後のMTBは牧野へ」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました!!
2025年最後に開催した満喫ライドのレポートです。
牧野ガイドと一緒なら立ち入ることができる町古閑牧野でMTBライドを満喫されました。ご覧ください。
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12月7日、町古閑牧野で今年の最後の阿蘇満喫マウンテンバイクライドを開催した。
町古閑牧野は5月中旬から11月末まで牛や馬の放牧がおこなわれているが、その期間外は牛馬を麓に降ろしているため牧野ガイドの案内があれば立ち入ることができる。ということで12月にシーズンインしたばかりの町古閑牧野に7名の参加者を迎えて牧野ライドを体験してもらった。

 

10時に道の駅阿蘇に集合して、それぞれの車で町古閑牧野の農業倉庫に向かった。現地に着いて牧野保全料1人1000円を徴収して、牧野に入る規則である消石灰でバイクのタイヤと靴を消毒した。この日は牧野ガイドで町古閑牧野組合員のショウ君こと釜崎笙君が来てくれたので、彼のガイドプランである牧野で寛ぐためのテントや椅子テーブルを持ってきてもらったので、昼食時にみんなで設営してちょっとしたデイキャンプ気分も楽しむことができた。

町古閑牧野のフィールドを紹介しよう。

ここの牧野は波打ったように丘が連続する。よって地名は「波野(なみの)」。走るところはこのような丘を上ったり下ったり、

比較的フラットなゴルフ場のフェアウェイみたいなところも面白い。

丘の稜線に多い防火帯の「輪地」は、土が露出しているのでMTBのコースそのものだ。

これらを楽しんだら、次のフィールドへ舗装された牧野道で移動する。

町古閑牧野は観光の方を案内することが多く、その時は電動のマウンテンバイク、E-MTBなので疲れることなく女性の方やお子さん、それに長身の外国人用のE-MTBもあるので存分に阿蘇の草原景観と貸し切りの牧野の走りを満喫することができる。

丘に上ってみよう。
息も絶え絶えの上りのあとは、こんなダウンヒルが待っている。

ダウンヒルのあとはまた上り・・・

これがE-MTBだと上りを気にすることなく下りを楽しめる。
この日はE-MTBの方が2名と道の駅阿蘇のE-MTBをレンタルされた1名の方がいつも先頭を走られていた。

小高い丘の上に水のタンクがあり、そこに行くセメント道の厳しい上りもコースにしている。

前輪が浮きそうな激坂だが全員クリア!

 

タンクの上からの眺めがこれだ。
そして、もう少ししたら、
こうなる。


お楽しみの昼食は、ショウ君の車を牧野に入れ、テントや椅子テーブルを出してみんなで設営すると10分ほどで完成、こんな素敵な空間で各自持参した弁当、パン、カップ麺のランチとなった。牧野は火気厳禁、そこでショウ君の必須アイテムのポータブル電源と電気ケトルが超便利だ。風が強くてもすぐにお湯が沸くので、ここをベースに温かいコーヒーで牧野ライドを楽しむことができる。

手前の樹脂製のテーブル2つには驚いた。これはテーブルカートといって荷物を運ぶためのキャリーカート、台車にテーブルがセットされた製品だ。 運んだ後に簡単な組み立てでテーブルと収納ラックになるので超便利だ。
食後はお菓子にコーヒーで長々とおしゃべりが続いて盛り上がった。暖かくてあまりにも居心地がいいので、このまま終わっても、という雰囲気にもなったが、重い腰を上げて走ることにした。

午後からは少し上級者向きのところに行った。




広大な町古閑牧野は、多様なコースでMTBのポテンシャルを存分に発揮できるのが魅力
だ。

根子岳に一番近いところに行ってみた。

町古閑牧野の絶景ポイントは、風通しがいいので放牧の牛たちも集まるところらしく糞が多い。牧草だけを食べた糞は無臭なので気にならない。

最後に最も難しいところと豪快なダウンヒルに行った。

これで終了!
以前、グラベルバイクで町古閑牧野を走るライドを開催したが、「あまり適していない」というのが感想だった。牧野は平らそうに見えるが凹凸がある。これは紹介した動画を見てもらうと分かるが、ハードテール(フロントだけサスペンションがある)の私は凹凸が吸収されていないが、フルサスの方は平らなところを走っているかのように全く跳ねていない。サスペンションのないグラベルバイクは、牧野で一番の魅力のダウンヒルでは、跳ねて思い切り楽しむことができなかった。

町古閑牧野は30名の組合員で構成され、面積は447ha、観客席や施設を含む東京ドームの約100個分の広さに繁殖用の牛馬72頭が放牧されている。数年前から県外の茅職人に牧野で採れた茅の出荷もされるようになり、大阪・関西万博では隈研吾さんによる茅葺のパビリオン「EARTH MART」が話題になり今後は茅の需要が期待されている。
町古閑牧野MTBライドは、紹介した変化のある魅力的なコースと、広大な牧野を貸し切りという贅沢さ、岩や樹木や崖がないため安全が担保され利用者の範囲が広く、ほとんどが草地なのでバイクや靴が汚れることもなく、終わったあとに車に乗せるのもストレスがないし、帰ってから洗車の必要がない。
このようにマウンテンバイクを楽しむには好条件が揃っているので、牧野への立ち入りのルールを厳守して、多くのみなさんに利用してもらい、九州の水がめといわれる草原の役割を伝え、草原の維持に多少でも貢献することが出来ればと思う。

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