阿蘇市出身のトレイルランナー 森本幸司さんから、令和7年10月13(月)まで開催される2025年日本国際博覧会(略称「大阪・関西万博」)で登壇されたレポートがが届きました。ご覧ください。
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みなさん、こんにちは。
阿蘇を拠点に活動しているトレイルランナーの森本幸司です。
このたび、阿蘇グリーンストックさんのご協力のもと「大阪・関西万博2025」にて8月14日(木)、ステージトークの機会をいただきました。会場は「フェスティバル・ステーション」。世界中から多くの方が集まる場で、阿蘇の草原文化やトレイルランニングについてお話しすることができました。
今回のトークタイトルは、
「草原と人と走る道~阿蘇から見つめる自然共生~」
来場者はトレイルランニングを知らない方がほとんどでしたが、だからこそ「初めての阿蘇」「初めてのトレイル」の魅力を伝える良いチャンスになりました。関西在住で日本を代表するトレイルランナーの西村広和選手・土井陵選手とともに登壇し、それぞれの視点から阿蘇の魅力を語り合いました。
世界に誇れる阿蘇のトレイル
阿蘇の大地は、火山活動が生み出した雄大な地形と広大な草原が特徴です。そのフィールドを駆け抜けるトレイルランは、まさに世界に誇れるスポーツ体験だと思います。
今年5月に開催した「ASO VOLCANO TRAIL2025」では、西村選手が準優勝。その経験から「阿蘇の自然は、日本の中でも特別で、海外に誇れる舞台だ」と強調してくれました。
国際的に見た阿蘇の草原の魅力
阿蘇の草原は、数百年にわたり人々の暮らしと共に守られてきました。放牧や野焼きといった営みが繰り返されることで維持される景観は、海外の草原とも異なる独自の美しさがあります。
土井選手は、世界の数々のレースに参加した経験から「阿蘇の草原は、自然と人の営みが織りなす文化的景観であり、世界に二つとない」と話してくれました。
自然と人が共に生きる未来
今回の万博のテーマにも掲げられているキーワードが【循環】です。
私自身もここ最近、「循環」という言葉に強く惹かれています。食べること、走ること、生活すること―そのすべてが循環で成り立っています。阿蘇の草原も自然の循環・人々の循環によって守られてきました。
「トレイルランナーもまた、その循環の一部になれるはずだ」
そんな想いを、会場の皆さんに伝えさせていただきました。
ステージに立って感じたこと
正直、登壇の直前はかなり緊張しました(笑)。
「万博」という大舞台、そしてほとんどがトレイルランニングを知らない方々。自分の話がきちんと伝わるのか、不安もありました。
でも実際に話し始めると、会場の皆さんが真剣に耳を傾けてくださり、反応が返ってくるたびに緊張が楽しさに変わっていきました。ステージ後には「阿蘇に行ってみたい」と声をかけてくださる方もいて、本当に嬉しかったです。
草原ブースの盛況ぶり
今回のステージトークは、阿蘇グリーンストック、阿蘇市、岡山県真庭市、滋賀県近江八幡市と連携した「草原ブース」の中で行われました。
草原の魅力や文化を紹介するそのブースには、なんと2日間で計12,437名もの方々が訪れてくださいました。(国内11,491名・国外946名)
ブース内では映像や展示物、ワークショップを通して阿蘇の魅力を知っていただくとともに、その一環として私たちのトークセッションが開催されました。国内外から寄せられた「行ってみたい」「草原を見たい」という声は、阿蘇が持つポテンシャルの大きさを実感させてくれるものでした。
貴重な経験を通じて
万博という、数十年に一度の大舞台。
そこで阿蘇のことを語らせていただいた経験は、本当に貴重で忘れられないものになりました。
阿蘇フィールズランニング実行委員会の皆さん、阿蘇グリーンストックさん、そして現地で応援してくださった皆さんに心から感謝しています。阿蘇の自然と文化を伝える仲間がいたからこそ、安心してステージに立てたと感じています。
阿蘇へ、そして道の駅阿蘇へ
阿蘇は、走る人にとっても、訪れる人にとっても、心に残る景色と文化があります。
万博で阿蘇を知ってくださった方には、ぜひ実際に阿蘇に来て、草原を体感していただきたいです。
そしてその際にはぜひ「道の駅阿蘇」へもお立ち寄りください。
阿蘇の旬の味覚や観光情報、草原散策やトレイルランニングの拠点として、多くの旅人を迎えてくれる場所です。
僕自身も日常的に立ち寄る、阿蘇の魅力がギュッと詰まった場所。阿蘇観光の玄関口「道の駅阿蘇」。滞在中の休憩や情報収集の場として、とてもおすすめです。
ご覧いただきありがとうございました!
次は阿蘇のフィールド、そして道の駅阿蘇で、皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。