コルナゴ部長こと中尾公一さんレポート「7月19日(土)のツールド九州応援ライド」

コルナゴ部長こと中尾公一さんから最新レポートが届きました!!
今年も世界の一流選手が九州に集い、熱いレースが繰り広げられる「マイナビ ツール・ド・九州2025」が10月10日(金)~13日(月・祝)に開催されます。

開催までの期間、今年も「ツールド九州応援ライド」として清掃活動とライドを開催しています。ご覧ください
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6月は雨で流れたため第1回となるマイナビ ツール・ド・九州2025応援ライドを7月19日に開催した。参加されたのは東京から2名、福岡2名、長崎1名、大分1名、鹿児島1名、熊本6名のツール・ド・九州を応援する13名の方を下城さんと井上君と私の3人で案内した。

私たちが案内するマイナビ ツール・ド・九州2025応援ライドは、熊本阿蘇ステージのコースの一部を走るロングとショートの2つのコースを用意してその魅力を体験してもらうことだ。その際に観戦スポットや食事処の紹介、そして選手・関係者のみなさんをきれいな街で迎えようとコース沿いの清掃活動にも参加してもらうようにしている。特典としてツール・ド・九州のノベルティグッズの配布(予定)や、道の駅阿蘇からパンや饅頭の補給食が用意されている。

今回のロングコースは、阿蘇市役所付近で清掃活動のあと幸せの一本道から周回コースに入る。国造神社の坂、ミルクロード、やまなみハイウェイの途中で周回コースを離れスタート地点となる瀬の本レストハウスへ。ここからレースコースをたどり、周回コース入口でショートコースと別れUBYAMA PLACEで周回コースを離れて265号までレースコースを走り箱石峠経由で帰ってくる75kmとなる。

ショートコースは、ロングメンバーと別れた周回コース入口から、やまなみハイウェイを下りミルクロード合流地点から周回コースで阿蘇谷へ。阿蘇市役所で周回コースを離れて阿蘇神社経由で帰ってくる52kmになる。

マイナビ ツール・ド・九州2025をSNSでも盛り上げるために写真や動画を参加者同士で共有するようにしている。今回のレポートもほとんどが参加された方から提供されたものだ。

道の駅阿蘇をスタートして500mで田んぼ道になり、青々と育った稲の先に北外輪山と阿蘇五岳の雄大な景色を眺めることができる。この瞬間に参加者のみなさんは「阿蘇はいいな!」というスイッチが入るようだ。

私たちが案内する阿蘇サイクリングは、冷たい天然水の補給が出来る役犬原の「ポケットパーク湧水」が最初の立ち寄りポイントだ。本来なら背景に根子岳が映るのだが雲で隠れているのが残念!

阿蘇市役所に到着すると、やまなみハイウェイと幸せの一本道に分かれてゴミ拾いを開始した。ゴミ拾いの道具や拾ったゴミの回収は道の駅阿蘇のスタッフが担当される。

幸せの一本道には前日の大雨でゴミは流されてほとんどなかった。

ゴミ拾い終了後「いきなり饅頭」と私がリクエストした「ボストーク」が配られた。ボストークは道の駅阿蘇の人気商品「木の実のパネトーネ」を作るパン工房豆の木さんのフランス伝統の菓子パンだ。木の実のパネトーネ風のパンに、レーズン、アーモンドがトッピングされ風味のいい洋酒のシロップが染みている。見つけたら必ず買うほど好きだが売り切れが多い。

観戦ポイントは阿蘇市役所の裏がおすすめだ。やまなみハイウェイ側にはスプリントポイントがあり、通過後に大減速して直角に曲がり、幸せの一本道に全開で加速して行く集団はスリルに満ちた場面になるだろう。
この付近の観戦は道の駅阿蘇から6km弱なので自転車で行くのがおすすめ、その際に車は道の駅阿蘇のサイクリスト専用の無料駐車場便利だ。事前予約が必要で下記がそのサイトになる。
道の駅阿蘇 サイクリスト専用無料駐車場

阿蘇市役所の前には、熊本県産のさつまいもを使用した焼き芋やいも天を味わえる専門店「いも処 い護」がありイートインも出来るし、おいもチップ&ドーナツも人気のようだ。観戦のおやつに最適なので是非立ち寄っていただきたい。

ゴミ拾いが終わったら「幸せの一本道」で周回コースに入る。ここは私のブログによると2011年から阿蘇を横断する「あの道」として走っていた。ところが数年前にグーグルマップにその名前を見つけたことから幸せの一本道と呼ぶようになった。名前の由来は、近くの宿泊施設「森の駅どんぐり」の方の2013年のブログに「幸せの一本道」と書かれているので多分それが最初ではないだろうか。

幸せの一本道は、阿蘇神社の同社の北宮と呼ばれている国造神社を結ぶ道なる。国造神社のある手野地区から阿蘇市役所に向かって南北3.5kmの一直線の道だ。

国造神社側から見るとこうなる。

こちら側も観戦ポイントとしておすすめだ。

この日は根子岳と高岳は雲に隠れていた。

晴れていたらこのような眺めになる。(写真は別日に撮ったものでレースとは逆走)

幸せの一本道のあとは、思わず頭をうな垂れてしまう国造神社の上りになる。距離3.6km、最大斜度17.7%、平均斜度7.4%の自称「国造神社Climb」だ。

ここもショートコースの方も上るが、UCI認定の大会コースであることを思い出し押し歩きでも頑張っていただきたい。

下城さんの大きなバックには、参加者への猛暑対策として2つのポットに冷水が入っている。また、阿蘇市役所で渡した補給食を後で食べたい方が預けられるようにも配慮されている。

国造神社Climbの終わりはミルクロード、こちらには「阿蘇神社参道」と書かれている。ミルクロードに出たら右折した先に標高790mのKOMポイントが設置されている。
KOM(ケーオーエム)とは、King of the Mountainsの略語で、山岳賞を制した選手に与えられる称号「山岳王」を意味することから、山岳賞のポイントとなる坂道の頂上もKOMと呼ばれている。福岡ステージで6回、熊本阿蘇ステージで2回、宮崎・大分ステージで2回のKOMで山岳王が決まる。KOM手前は登り坂ということで選手のスピードも比較的ゆっくりとなることから人気の観戦ポイントとなっている。

ミルクロードからやまなみハイウェイでスタート地点の瀬の本レストハウスを目指す。雲が出て来て猛暑は避けられ、おまけに時折霧雨があってマラソン大会での暑熱対策のミストシャワーポイントが所々に設置されているようだった。

やまなみハイウェイの途中から見通しが悪くなるところがあるので南牧場経由で草原の道に入った。

鬱蒼とした森の道もこのコースのアクセント

草原景観の開けたところで歓声が上がる。


瀬の本レストハウス到着、ここでギラギラとした太陽が顔を出す。

日陰で補給食をいただく、いきなり饅頭とボストークの美味しいこと!
補給の後はマイナビツール・ド・九州2025のスタート地点からコースをたどる。

スタートして2kmのところにある千羽鶴鹿公園に立ち寄った。長い下りが続くのでダウンヒルのウェアと心の再確認にもいいと思った。ここは見渡す限り動物のかたちに見事に刈り込まれたて樹木が広がる不思議な光景に目が留まり、飼育されている鹿に餌をやれるようになっている。ちなみに村上春樹さんの紀行文集「ラオスにいったい何があるというんですか?」に、「あっと驚く不思議な光景」としても紹介されている。

ロング組の昼食は阿蘇やまなみ夢広場にしてショート組とはここで別れた。この店はうどん専門店で手打ちというだけあってコシのある麺で喉越しもなかなか。やや濃い味付けが出汁にマッチして私たち汗まみれにはちょうどいい美味しさだった。

阿蘇やまなみ夢広場から1kmちょっとの左折したところから周回コースが始まる。

ここはアップダウンがあってなかなか厳しい。

気持ち良過ぎる下りでヒゴタイ大橋へ

橋の先が大蘇ダムになる。


ヒゴタイ大橋の先にあるUBUYAMA PLACEの四差路、奥に行くとヒゴタイロードで周回コースになるが私たちは左の周回後のコースを走る。

この付近の観戦ポイントやトイレ、休憩、食事処として利用できるUBUYAMA PLACEの紹介をしよう。以前、風力発電の風車があったうぶやま牧場のあと経営が代わって、内装や東京から飲食店運営会社を呼んでリュニューアルしたのがUBUYAMA PLACEだ。

本格的なイタリア料理が楽しめてなかでも店内にドンと構えるピザ釜で焼かれる種類豊富なピザがこの店の自慢だろう。値段はそこそこだがサイズはかなり大きい。



あか牛ステーキ、安くはないがこのようなイタリアンでランチができるし、アイスクリームはロビーで楽しめる。

UBUYAMA PLACEから下り基調で国道57号線に出で右折するとすぐに道の駅波野になりこちらでも食事ができる。コースはそのまま57号を渡り波野アップダウンの6.6kmで阿蘇望橋の手前を右折して265号に向かう。

阿蘇望橋は、木造屋根付き橋で雨や紫外線から木材を守り劣化を防ぐために設計された国内唯一の橋。クリントイーストウッド監督・主演の映画「マディソン郡の橋」に出てくる橋に似ているといわれている。

ショートコース組は城山展望所で休憩したのち、スプリントポイント近くにある青空食堂で昼食を取り阿蘇神社経由でゴールした。

私たちは265号に出てツール・ド・九州のコースを終わり箱石峠へ向かった。
町古閑牧野展望所に着くと霧雨で涼しい・・・

そう思っていると一気に晴れたり山の天気の移り変わりには驚くばかりだ。

ここからは下りであっという間にゴールするので最後の写真を撮った。
左が大分の磯崎さん、右が鹿児島の福崎さん、阿蘇満喫ライドにはよく来られるのでいつの間にか自転車仲間になられた。

サイクランドシライシのメンバーのみなさん。中央のショーコさんは3連休を利用して東京から福岡に新幹線輪行で里帰りされこの日のライドに参加された。

ツール・ド・九州のジャージメンバー

町古閑牧野では、晴れたり曇ったり、霧雨だったりと、この日の天気を物語っていた。おかげで元気に走れたし、目に飛び込んでくる絶景に参加者のみなさんと感動を分かち合うことができた。好評だった道の駅からの補給食にも感謝したい。
今回のツール・ド・九州熊本阿蘇ステージは、30km周回コースが阿蘇らしく素晴らしいと思う。幸せの一本道、国造神社Climb、ミルクロード、やまなみハイウェイ、ヒゴタイロード、そして阿蘇神社の直前までコースが取られているので観戦場所には事欠かないし待機時間も有意義に過ごすことができる。
この日のロングコースでは周回は15kmほどだったが、8月3日開催の第2回ツール・ド九州応援ライドのショートコースでは周回を全部回る42kmだ。ロングはゴール地点まで行くので周回コースは同じでトータル90kmになる。参加希望の方は道の駅阿蘇のサイトで募集している。

 

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